マイホーム

先日、マイホームの購入を検討されているということで、家計相談をうけました。

マイホームは、大きな買い物なので どこのご家庭でも慎重に検討をされると思います。

マイホームを購入する際には 住宅ローンを組むと思います。 住宅ローンを組む場合に 二種類の金利があります。変動金利、固定金利というもので、この二つのどちらかを選択するかで 返済計画はどう違ってくるのでしょうか。

変動金利は金利が変動するローンです。固定金利よりは、金利が低めに設定され、金利が定期的に見直されます。金利が下がれば返済額は減り、金利が上がれば返済額が増えます。返済額がここ数年の金利の推移をみて 購入の際に金利が低めであった場合、返済計画をたてるうえで、上がった際に 家計がたえられるかを 慎重に考慮しなければいけません。現在支払っているお家賃と比較して返済額が可能でも 返済額が現在支払っていける金額設定のギリギリでは、金利が上昇した際に家計を圧迫してしまう可能性があります。共働きでもともと余裕があり、返済額が増えても対応可能であったり、預貯金にゆとりがある場合は、金利が上がった場合も対応が可能だと考えられます。また、ゆとりが充分であるなら 繰り上げ返済も可能です。

変動金利のメリットは、このまま低金利が続けば 固定金利よりも低めの金利を受けられる。デメリットは、金利上昇のリスクがあるので、返済が多くなり家計が圧迫されるおそれがあります。

固定金利は金利が固定できるローンで、「固定金利期間選択型」と「全期間固定金利型」があります。固定金利期間中は世間の金利が上昇しても金利は見直されないため返済額は変わりません。固定金利期間選択型は、契約時に固定金利期間を3年、5年、10年と選択します。固定金利期間が終わったら次の金利タイプを選択します。

固定金利のメリットは、金利が固定されているため毎月の返済額が一定で家計の計画が立てやすいということ。デメリットは、変動金利よりも金利の設定が高めのため、このまま低金利が続けば、返済額が変動金利よりも多くなってしまう場合があることです。

購入時の頭金の割合とローン額のバランス、今後のライフイベントやおこりうるリスクの対策などを念頭に マイホーム探しをしていただきたいです。

マイホームを購入する際に、何のために購入したいのかという 一番シンプルな考えを忘れないでほしいです。おそらく 賃貸で払い続けるのがもったいという意見も多く聞きますし、お子様を育てる環境を整えたいなど さまざまかと思います。一番は、 幸せに楽しく暮らしていくということだと思います。そのためにも 家計にゆとりが維持できるマイホーム探しをしていただきたいです。

新原