オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。
今年もあと数日です。体調管理をして、元気に過ごしましょう。
年末年始は、出費がかさんでしまう時期です。
帰省の費用や、初売り、お年玉といつもとは違う出費があります。
大人にとっては悩ましいお年玉ですが、お子様にとっては楽しみなものです。
お年玉は、お金の教育のチャンスです。
普段からお小遣いで、お金を管理することを教えているご家庭もあると思います。
お子様に、管理をさせることは、まだまだ不安というケースもありますが、少しずつでも、お金のことを教えることは大事なことです。
失敗もするかもしれませんが、それも勉強です。
大人になってからのお金の失敗は、取り返しのつかないこともあります。
お金のことを知っておくと、将来大人になったときに家計管理がきちんとできるようになります。
お金の教育を行うことで、将来大人になったとき、しっかりと家計管理ができるようになります。お金を無駄遣いしてしまうことを防ぐだけでなく、お金の使い方もきちんとできるようになります。お金は、きちんと使えることが大事なことです。目的に対して、妥当な金額なのか、タイミングは間違っていないのかなど見極めることができるかそうでないかは、生活をしていくうえで、大切なことです。
子供のうちから正しいお金とのお付き合いをしていれば、大人になってからも上手にお付き合いすることができます。
お金のことを知らないと困ること
金銭感覚が身につかない。
お金の使い方がわからない。
収支が理解できない。
税金や年金などの制度が理解できなくなる。
医療や介護の制度がよくわからなくなる。
老後の資産形成ができなくなる。
お金のことを教えることで、お子様自身でお金とのお付き合いを考え、行動することへとつながります。
お金の使い方、稼ぎ方を考えられるようになるため、自立するメリットもあります。
持っているお金で、欲しいものを欲しいままに買うのか、状況によっては、時には我慢することが必要なのかなどを考え、行動できるようになります。また、欲しいものを買うには、お金が不足する場合は、何が必要なのか、どうすればいいのかなどを考えるきっかけにもなります。
お金とのお付き合いが、上手くできないと、適切な使い方がわからないだけではなく、増やし方、稼ぎ方も上手にいかないかもしれません。
普段から、すでにお小遣いを渡していて、お金のことを教えているご家庭もあることでしょう。
お小遣いのルールは、各家庭によって様々です。
例えば、お手伝いをした際に、渡す方法があります。
お子様が欲しいものを、欲しいままに買い与えてしまったり、お金を渡していると、そういうものなのだと思ってしまうかもしれません。
お金は無限にあるものではありません。
お手伝いなどの労働対価としてお小遣いを渡すことによって、お金を得るためには対価が必要であることを自然と学ばせることができます。
お金が、なにかお手伝いをした対価であることを理解すると、お金が不足する場合は、もっとお手伝いをしなければいけないと考えることへもつながります。対価が必要なことを理解すると、手元にあるお金を大切に使おう、よく考えて使おうというふうに意識することにもなります。
お小遣いは、ひと月にいくらと決める場合や、なにかお手伝いをした場合や成績アップの場合に渡すなど、家庭によって様々です。
どのケースでも、どこまでをお子様に管理させたいのかを最初に決めることも必要です。
また、収支を理解し、計画性を持ってもらうためには、お小遣い帳も有効なアイテムです。
大人がつけている家計簿ほど、細かくする必要はありませんが、なににいくら使っているのかなどを目で見ることで、お金の使い方を知り、金銭感覚を身につけることができます。
また、欲しいものが高額な場合など、そのためにはいくら必要なのか、どのくらいの期間が必要なのかなどを考える計画性を養うこともできます。
以前セミナーに参加された方で、幼いころからお小遣い帳をつけるように教えられて、大人になってからも家計簿をつけているという方がいらっしゃいました。
子供の頃に、残高などが合わない、使途不明金がある場合に、次のお小遣いが減額されたそうです。そのため、しっかりと収支をつけ、お金と上手にお付き合いできるようになったとお話されていました。
お年玉は、お子様からすれば高額なものです。普段のお小遣いと違い、大きなお金です。
一般的には、お年玉の平均額は2万円と言われていますが、家族状況、年齢によりもっと高額なことも多くあります。
そのお年玉をお子様に管理させたいのか、親が預かり管理するのか、お子様の状況にもよります。
普段から、お小遣いなどでお金と上手にお付き合いできていそうなら良いのですが、そうではない場合、一緒に相談、管理することも必要です。
まだ、お金のことを教えることをはじめていない場合、お年玉はお金のことを教える良い機会です。
お金の教育には、計画性や使い方を学ぶことが必要です。
お年玉を親が全額預かってしまいそのままにしてしまうのは、学ぶ機会をのがしてしまうかもしれません。
お年玉がいくらあったのかを一緒に把握して、使い道などを相談しましょう。
今までお小遣い帳を使っていない場合は、この機会に使ってみましょう。
お小遣い帳
楽しくつけられ、続く方法を一緒に考える。
いくらあるのかを明確にする。
欲しいものや、やりたいことなど目的を決める。
一緒に管理、相談をする。
大人の家計簿のような完璧さをおしつけない。
子供のうちからしっかりとお金のことを学ぶことは、これから生活していくうえで、お子様自身にとってなによりの財産になります。
塙
金融庁 うんこお金ドリル
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