持ち家か賃貸か??

 

オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。

 

 

日中も寒いと感じる日がおおくなりましたね。

体調管理に気をつけて過ごしましょう。

 

持ち家か賃貸か、、、巷では永遠のテーマとも言われています。

 

様々な考えや、トータル費用などをもとに、多くの解答やヒントになるお話があふれています。

賃貸で支払い続ける費用と、住宅ローンを組んで支払う費用を比較して、結論を出しているものも多くあります。もちろん、費用を比較することは重要ですが、正解がひとつでない理由は、それだけが問題点ではないからではないでしょうか。

 

人それぞれ、生活環境や、家族構成、収入、資産などの違いもありますし、生活において、重要視することが異なるので、絶対的な正解をだすことが難しくなってしまいます。

 

また、今は子供がいないから、パートナーもいないからという場合もあります。マンションか戸建てかも決められないし、そんな先のことまでは、、、。ということもあるでしょう。

 

 

賃貸で生活をしている場合、老後のことを考えると、やっぱり家を購入したほうがいいのかな?と考えたことはありませんか?賃貸か持ち家かによって、老後の生活においてそれぞれメリット、デメリットがあります。ライフスタイルに応じてどちらがいいかは変わってきます。

家の見学をしている家族のイラスト

 

持ち家と賃貸のメリット、デメリットについてそれぞれ考えてみましょう。

 

賃貸のメリット

 

住んでいる物件の老朽化や設備の故障などは、物件の所有者であるオーナーが費用を負担してくれます。ご自身の過失などがない場合は、費用が生じる可能性は少ないです。

また、災害で建物に被害が出たときも、修繕費はオーナー負担です。万が一、被災して住めない状態になってしまった場合は、住めるようになるまで家賃の支払いもなくなります。ご自身の家財は、補償してもらえないため、ご自身で火災保険に加入して備えておく必要があります。

 

*住宅ローンがないため、リスクをおさえることができる。

*メンテナンス、修繕費、突発的に発生する災害のリスクをおさえることができる

*家族構成などの変化に応じて、ライフスタイルに合った広さ、家賃の物件に引越しができる。

*隣人とのトラブルが起きてしまった場合も、気軽に引越しをすることができる。

*収入が減少した場合、家賃の安い物件に変わるという選択が可能。

*希望どおりでなくても、家賃を抑え、そのぶん貯蓄をすることが可能。

 

賃貸のデメリット

賃貸で暮らしていく場合、家賃の支払いが一生続くことになります。

購入をしたほうがいいのか?と多くの方が考えるのも、この点が大きな理由にあたります。

保険でいうと、掛け捨てタイプに感じるようです。掛け捨てタイプには、掛け捨てタイプの良さがありますが。

 

そのため、貯蓄をしっかりとしていないと家計の収支が悪化した場合、最悪の場合は老後破綻になるおそれがあります。

 

また、歳をとり、手すりなどが必要になってしまっても、賃貸は内装や間取りの仕様変更ができません。資金を確保していれば、状況に応じた高齢者向け住宅への転居も検討材料になります。

 

*家賃を払い続けなければならない不安

*改築、自由にリフォームすることができない

 

持ち家のメリット

持ち家は、住宅ローンを完済すれば、住居費の負担が少なくなります。固定資産税や修繕費用は必要ですが、賃貸のように毎月家賃を支払う必要がなくなります。

また、持ち家であれば、リフォームやリノベーションが自由にできます。家族構成やライフスタイルの変化に応じて自分に合ったものへ、リフォーム工事が可能です。

老後の生活費が不足したときに資金調達手段として活用できる選択肢もあります。

 

*長生きすればするほど、住居費の負担が少なくなる。

*自分の家を手に入れたという満足感

*自由にリフォームができる

*最初からバリアフリー仕様で建てられる

*社会的信用

*世帯主に万が一の事態があった場合、団体信用生命保険に加入していることで住宅ローンの支払いがなくなる。ペアローンの場合は異なります。

 

 

持ち家のデメリット

地震や台風などの天災で被害を受けた場合、修繕費用を自身ですべて負担する必要があります。そのためには、保険の加入も検討する必要がありますし、その費用が発生します。また、修繕費用は保険金ですべてをまかなうことも可能かもしれませんが、被害の状況によっては、住める状態になるまで時間がかかります。数年ごとの修繕費やメンテナンス料も必要です。

 

 

*家を買うための高額な費用が必要になる

*家族構成やライフスタイルの変化があっても簡単に引っ越しができない。

*家を売却しようとしたときに、思っている金額で売れなかったり買い手がつかなかったりすることもある。

 

購入を検討している方は、不動産市場の動向も気にしましょう。地価が下落しているタイミングで物件を買った場合、将来その物件を売却しても購入時よりも高く売却できる可能性があります。

 

新型コロナウィルスの影響で、日本でも金利を引き下げています。そのため、住宅ローンの金利もしばらくは低い水準のままだと言われています。しかし、今後何らかの要因で金利が上昇する可能性もあります。

 

 

日本全国で地震や水害など自然災害がおこっています。

日本は災害大国と言われています。いつどこで、災害が発生してもおかしくない状況です。

地割れのイラスト(自然災害)

もし、住宅ローンの支払い途中で、自然災害がおこり被災してしまった場合、住宅ローンの支払いはどうなるのでしょうか。災害で住宅に損害が出て住めなくなった場合でも住宅ローンの支払い義務は続きます。

この損害の費用と住宅ローンの費用が必要となってしまいます。

そのため、リスクを抑えるために、住宅ローンの契約をするのと同時に火災保険への加入が必要となります。

住宅ローンの金融機関さんによっては、途中解約ができず、完済まで必ず加入しないといけないというものもあります。でも、火災保険に加入していれば、台風など自然災害で損害を受けても大丈夫!とはいきません。

 

十分な補償を受けるためには、「保険価額」と「保険金額」の関係を十分に理解したうえで加入することが大切です。

 

保険価額

新価

同等のものを新たに建築あるいは購入するのに必要な金額。

時価

同等のものを新たに建築あるいは購入するのに必要な金額から、「経過年数による価値の減少と使用による消耗分」を差し引いた金額。建物や家財などの現在の価値。

 

 

保険金額

保険契約の際に設定する契約金額です。事故が発生した場合、保険会社 が保険契約に基づき支払う「保険金」の限度額。

 

保険金額の設定を建築当時の時価をもとに設定した場合は注意が必要です。 建築から数年後に火事で自宅が全焼、新しい家を立て直す必要があった場合。建築したときよりも建築価格が上昇していれば、受け取った火災保険金では同等の家を建てられない可能性があります。

また、火災保険のみに加入をしていて、地震が原因で損害があった場合、地震被害の際の補償がありません。

地震保険で設定できる保険金額は火災保険の30~50%の範囲です。

限度額も建物5,000万円、家財1,000万円です。 加入状況によりますが、やはり被害額全額を補うことは難しいです。

 

火災保険と地震保険の費用も、持ち家の場合は、大きな負担となります。賃貸でも加入は必要ですが、あくまで家財に対してだけなので、持ち家と比べると負担は少なくて済みます。

 

持ち家か賃貸か、どちらを選択しても、別で貯蓄もできるくらいのゆとりが必要です。人生は予測不可能なことの連続です。不測の事態にあわてないためにも、ゆとりを持つことは必要なことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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