NISAってなんだ?

『節約しているはずなのに、ぜんぜん家計が楽にならない!』と思っている方、のお役に立てたらうれしいです。

 

さあ、今日から4月です。新しい環境に変わった方も、環境が変わらない方も、フレッシュな気持ちでスタートしていきましょう

さて、2024年から始まった新NISAで、運用を始めた方も多いのではないでしょうか?楽しく運用できていますか?さて、NISAってなんだ?という人のために、新NISAを解説します。

 

そもそもNISAって何の略?

イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がつけられました。

日本語の名称は『小額投資非課税制度』です。

 

NISAってどんな制度?

株式や投資信託などの金融商品に投資した場合、売却した時に得た利益や、受け取った配当金には、役20%の税金がかかります。しかし、NISA口座で投資した金融商品から得られる利益は非課税となる制度です。投資できる金額は上限が決まっています。

※ ①整理・監理銘柄②信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託およびデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等を除外

(注) 2023年末までに、つみたてNISAおよび一般NISAの口座において投資した商品は、2024年1月以降はNISAの外枠で管理され、2023年までのNISA制度における非課税措置が適用されます

 

新NISANのポイント

  • 2023年までのNISAは期限が決められていましたが、2024年からは無期限となりました。そのため、保有期間を気にすることなく、長期投資がしやすくなり、長期的な視点で資産形成に取り組めるようになりました。
  • 積立投資枠と成長投資枠の併用ができるようになり、積立投資をしながら、成長投資枠で個別銘柄に投資をすることも可能になりました。
  • 年間投資枠は積立投資枠と成長投資枠をすべて活用すると最大360万円
  • 非課税保有限度額は最大1800万円
  • 非課税枠の再利用が可能

さて、『株を購入してみたい』『投資信託で運用してみようかな』と考えている方は、上手にNISA制度を使ってお金を増やしていきましょう。

ただし、相場は上がったら下がるもの。絶対上がり続けるものはないことを肝に銘じて、相場に一喜一憂することなく、将来を見据えて運用しましょう。

 

参照:金融庁HP

新年からしっかり貯蓄するために、年末年始にやっておきたいこと

「新しい年に入ったらお金貯めるぞ~~!」と思っているあなた。準備はいいですか?

貯蓄を増やそうと思っているだけでは、貯蓄は増えていきません。増やす行動を起こさないと、増えていかないのです。

貯蓄を増やす方法とは

  1. 入ってくるお金を増やす
  2. 出ていくお金を減らす
  3. お金に働いてもらって増やす(運用)

さて、あなたはどれを選びますか?と、その前にするべきことは・・・。

 

どんなに入ってくるお金が増えたとしても、運用で積み立てられても、使うあなたが湯水のごとくお金をつかっていたら、すぐに増えた分が消えてしまいます。逆に増えたと思っていたのに、実は減っているなんてことになりかねません。

出ていくお金を減らすとともに、増やす行動をとったら・・・。もうわくわくでしかない。

でもその前に、毎月入ってくるお金と、出ていくお金をざっくりでいいから確認しましょ。年末年始のこの時期にこそ、1年間の収支をサクッと確認して、来年の家計管理の目標を決めましょう。

  • 1年間でいくら増やしたいのか
  • どうやって増やすのか
  • いくら使えるのか

1年間の収支を確認したら、毎月の支出の予算を立てましょう。

難しいと思ったら、Swippyまでご連絡くださいね。

 

尾田

年末年始の行事に振り回されないお金の使い方

忘年会、Xmas、お歳暮、年賀状、正月用品、お年玉、帰省、初売り、バーゲン、新年会など、年末年始はお財布のひもが緩みっぱなし、開きっぱなしなんてことはありませんか?

年末年始はイベントが多く、出費が増えます。1月の半ばころに「使いすぎちゃった!」と後悔しないように、今から対策を立てましょう。

 

年末年始はイベントが多く、とにかく出費がかさみます。すべてのイベントに顔を出していたら、財布に大きな穴が開いてしまいます。まず、どのイベントに重きを置くのかを決めましょう。

忘年会・新年会は自分が楽しめるものや、意義のあるものだけに参加しましょう。年賀状も必要な人にだけ出すように、出す相手を絞りましょう。お歳暮も同じです。

イベントが決まったら、いくらくらいかかるのかを算出し、予算を決め、そのお金をどこから出すのかを決めましょう。

サラリーマンの家庭ではボーナスもありますが、大切なボーナスが無くなってしまうのは絶対NGです。今から年末用に生活費を締めて、イベントに充てられるようにプールしましょう。

 

プールするにもどうすれば・・・?

冷蔵庫やストックの食品を見直しましょう。食品ロスもなくなるし、お財布にも優しいので、年末のこの時期はストックを回転させてみてはいかがでしょうか。

また、掃除を早めに始めて、不用品をリサイクルショップに持ち込めば、イベント用の元手にもなります。家も片付いて、お財布も潤うので一石二鳥ですね。

 

NGな行動は・・・。

この時期街ははイルミネーションで彩られ、ついつい出かけたくなりますが、ショッピングセンターやデパートなどには近寄らないことをお勧めします。きらびやかなイルミネーションで気分が高揚して財布のひもを開いてしまい、とうとう財布に大きな穴が開いてしまうなんてことに・・・。イルミネーションを楽しむのは良いですが、財布のひもはしっかりと絞っておきましょう。

 

しっかり予算と計画を立てて、楽しい新年を迎えられるように対策しておきましょう。

尾田

マスクを付けたサンタとトナカイのイラスト(クリスマス)

年末調整の季節ですね

オンラインにて、子育てファミリーの家計相談を行っている尾田直美です。

会社勤めの人は毎年11月になると年末調整の用紙を、見ることになるのではないでしょうか。その仕組みを理解しないままに、「書かないと経理の人から怒られる」とか、「これ書いたらお金が戻ってくるから」という理由で、記入している人がほとんどではないでしょうか。

年末調整って何?

会社員に努めている人は、毎月の収入から所得税、住民税が差し引かれます。住民税は前年の所得金額を基に計算され、所得税は会社が算出した概算額が差し引かれています。

1年間の収入は、残業や休日出勤、昇給などにより変動し、その年の1月1日~12月31日までに支払われる金額で確定します。確定後に正しい所得税を計算し、概算で払っていた所得税額を確定し、過不足なく納税するために年末調整が行われます。

年末調整の対象となる人

年間を通じて会社勤務の人、年の途中から年末まで勤務している人が対象で、雇用形態にかかわらず、正社員・契約者印のほかパート・アルバイトの方も含まれます。

 

年末調整の対象にならない人

以下に該当する人は、年末調整ではなく自分で確定申告が必要です。

〇自営業・フリーランスなど個人事業主

〇会社勤務でも給与所得2000万円を超える人

〇2ヶ所以上から給与の払いを受けている人

〇災害減免法の規定に該当する人

〇継続して1ヶ所の会社・雇用主に雇用されない人

 

所得税の控除項目

所得税控除を適用できれば、課税所得を減らすことができるので、確認しておきましょう。

年末調整での控除が認められている主な項目を揚げておきます。

医療費控除、寄付金控除、雑損控除は確定申告でしか控除が受けられないので、該当する場合には確定申告が必要です。

控除項目 控除を受けられる対象
基礎控除 全ての人
配偶者控除・配偶者特別控除 控除対象の配偶者がいる場合、控除対象の配偶者の所得金額が条件に当てはまる場合
扶養控除 控除対象の扶養家族がいる場合
障碍者控除 納税者やその控除対象配偶者、扶養親族が障害者や特別障害者に該当する場合
寡婦・寡夫控除 寡婦・寡夫で所得が500万円以下の場合
ひとり親控除 ひとり親で所得額が500万円以下の場合
勤労学生控除 一定以下の給与所得がある学生の場合
生命保険料控除 生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料の支払がある場合
地震保険料控除 地震保険料や旧長期損害保険料の支払が有る場合
社会保険料控除 社会保険料が有る場合
小規模企業共済等掛金控除 小規模企業共済の掛金等の支払がある場合
住宅ローン減税制度(2年目) 住宅ローンを組んで、一定条件を満たしている場合。ローンを組んだ初年度のみ確定申告が必要

10月後半から11月初旬は保険料控除証明書などがご自宅に届く時期です。忘れずに会社に持っていきましょう。

 

尾田

 

金利が上がると家計への影響は?

オンラインにて、子育てファミリーの家計相談を行っている尾田直美です。

 

三菱UFJ銀行が11月1日に5~10年の円建ての定期預金金利を引き上げると発表しました。

 

メガバンクの定期預金金利は0.002%ですが、6日から5・6年が0.07%、7~9年が0.10%、10年では0.20%に引き上げることになるようです。10年の金利水準は、大規模金融緩和が始まる前の2012年と同水準です。

 

今後は他行でも定期預金金利の見直しが広がる可能性があります。

 

金利が上がるメリット・デメリット

金利が上がることのメリットは

銀行に預けておいたお金が増える。今までは預けておいても増えているのかいないのかがわからない程度の金利でしたが、ちょっと増えるかも・・・。ただ、0.20%って現在の100倍ではありますが、100万円預けて2000円増える程度です。まだまだ、上げてほしいところですよね。

金利差による円安が落ち着く。現在は金利の低い日本円が売られて、金利の高いドルやユーロなどが買われているので、円がとても安くなっている状況です。円安になると輸入品が高くなってしまうので、資源や農産物を輸入に頼る日本の物価はとても高くなっています。円安が落ち着くと物価も安定してくると思われます。

金利が上がるデメリット

ローンの金利が上がる。住宅ローン、自動車ローンなどを組んでいる人は要注意です。すでの長期金利が上がっているので、固定金利の住宅ローンは金利が引き上げられています。この先変動金利の住宅ローンにも影響が出ると見込まれます。

 

企業の借入にも影響が出る。企業は借入により資金調達し、事業拡大、設備投資をしていますが、借入の利息が増えると利益が減ります。そのため、借入を減らし事業縮小につながり、業績が落ちてしまいます。

メリット、デメリットを把握して、しっかり家計管理をしていきましょう。

 

尾田