カードローンを使っているかたは要注意

こんにちは。7月なのに毎日涼しくてちょっときがぬけている尾田直美です。

最近不動産屋さんの友人と話をしているときに、こんなことを聞きました。

家を購入する場合、住宅ローンを組みますよね。でも住宅ローンを組むことができない人がけっこういらっしゃるそうです。それも、きちんとした会社にお勤めの、世間からしたらエリートと言われるようなサラリーマンの方だったり、その奥様だったり。

原因はカードローンなのだと。

一昔前ならカードローンはサラ金と言われて、『よくない』『金利が高い』などのイメージがありましたが、今では大手金融機関の子会社になり、気軽に借りられるローンというイメージになっています。

しかし、家を買おうとしてそのために住宅ローンを組もうとすると、住宅ローンの審査が通らないということが起こり、どうしてローンの審査が通らないのか、原因を探っていったときにカードローンの利用が発覚するということが、不動産業界ではたびたび起こっているようです。

2019年5月末の数字で、カードローン残高がある人の借り入れ件数ごとの登録状況を見ると、登録人数の合計は1092.4万人、うち3件以上から借り入れを行っている人は126万人にも上っています。

株式会社日本信用機構のHPより https://jicc.co.jp/company/jicc-data/#touroku

 

カードローン利用者の一番多い属性は会社員、カードローン利用者の63%です。審査が通りやすいのもありますが、定期的に決まった額が入ってくるので、多少の金額は返していけるという甘さもあるのかもしれません。

さらに利用動機が問題です。急に一時的にお金が必要になったということなら理解できますが「日常的な生活費の支出増加を補うため」「給与、ボーナス前の一時的な資金不足を補うため」にカードローンを利用している人の割合が高くなっています。これは、家計を見直す必要があるのを放置していることにほかなりません。一度、家計を見直してどこに無理が生じているのかを確認してみることをお勧めします。

一般社団法人全国銀行協会「銀行カードローンに関する消費者意識調査結果報告」2019年3月より

https://www.zenginkyo.or.jp/

 

尾田