オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。
朝晩冷え込む日が多くなりましたね。
1年の疲れがでやすい時期でもあります。
体調管理に気をつけて過ごしましょう。
今年は、コロナウイルスの影響で、大変な1年でした。
ご自身の家計の状況はいかがでしたか?
目標を達成した方も、そうでない方も現状を確認してみましょう。
1年間の家計簿を見直してみましょう
夢や理想通りの貯蓄はできましたか?
また預貯金だけではなく、持っている金融商品の増減も確認してみましょう。
目標とするゴールは、多くの場合、いつまでにいくら必要という明確な期日があるはずです。現状は当初の予定通りに進んでいますか?
もし、順調ではないと感じた場合、どこに問題があったかを箇条書きにしてみましょう。
例えば
*コロナ禍で、収入の増減が大きく変化した。
*予算超えの支出が多くあった。
*家計をしめつけつぎた反動で、逆に散財をしてしまった。
*家計簿自体が続かなかった。
普段は夫婦のどちらかが家計管理をしていても、1年に一度は夫婦で確認してみましょう。目標を達成するためには、家計の状況はオープンにして、協力体制を持つことも必要です。また、お互いのお金の使い方や、価値観を知り理解を深めることにもつながります。
家計簿を付けること自体に挫折してしまった場合、来年はご自身にあった家計管理の方法をおこないましょう。
家計簿が続かなかった理由はなんでしょうか?
続かない理由は人それぞれです。失敗したと感じる方法は避けて、ご自身の生活や性格にあった方法で来年は家計管理をしましょう。
家計簿をしっかりつけている方も、せっかくつけている家計簿は、確認をしないともったいないです。年末にぜひ見直してみましょう。
家計簿をつけていても、つけていなくても、なにに使ったかわからないお金はありませんか?
いわゆる使途不明金と呼ばれるものです。
家計管理の第一歩は現状を把握、確認することです。
ご相談中、収入に関しては把握されている方がほとんどです。しかし、支出に関しては、だいたいとか、おおよそといった感じのお答えが多いように感じます。
ご自身やご家族がなにいくら使っているのかといった支出に関しては、実際の金額とお答えいただいた金額に差があります。
家計管理をする際に、まずは使途不明金がどのくらいあるのかを把握しましょう。
口座引き落としやクレジットカードの利用については、通帳やWeb明細などで確認ができます。家計簿を付けていなくても把握することが可能です。
使途不明金が発生しやすいのが、現金の支出です。
レシートをもらって、あとで家計簿をつけようと思っていて忘れてしまった、なくした。そもそもレシートをもらわなかったなどの理由から、使途不明金が発生します。
使途不明金をできるだけ少なくするように意識して家計管理をおこないましょう。
家計簿の整理と、ついついため込んでしまっている書類関係も整理をしましょう。
*通帳の記帳
*クレジットカードの明細の整理
*年金定期便の整理
*ローン関係の返済表の整理
*医療費の明細の整理
大切だから、必要だからと置いたままにしていると、どんどんたまってしまって、見ること自体が大変な作業になってしまいます。
定期的に、必要なものを整理しましょう。書類によっては、とっておくのは最新のものだけでもいいものも多くあります。不要なものは処分しましょう。
年末年始の出費を再確認
コロナウイルスの感染拡大も少し落ち着きを見せていますが、今年も帰省は控える方が多いのではないでしょうか。
帰省の費用は必要なくても、お歳暮やお年賀、お年玉、初売りなど、普段とは異なる出費がかさむのも年末年始です。
急にあわてることのないように、予算を確認、確保しておきましょう。
来年の目標・計画
1年間の整理ができたら、新しい年の目標、計画を立ててみましょう。
ご自身やご家族の理想の暮らしをイメージしてみてください。
来年のライフイベントの把握と必要な出費、貯蓄目標をたてましょう。
新しい年を迎えるための目標を立て気持ちよくスタートを切れるようにしましょう。
来年以降更なる値上がり予定
光熱費
先日、電力大手10社の値上げのニュースがありました。
標準家庭で、12月に比べて東京電力が146円、中部電力が153円、関西電力が107円と10社全てで値上がりするとのことです。
大手電力、ガス全社では値上げが続いています。今年の冬は、寒いと言われていて、暖房費などの電気代、ガス代の負担がより一層増えてしまいそうです。
火災保険
先日、損害保険料算出機構より火災保険の参考純率を全国平均で10.9%引き上げると発表がありました。
損害保険料算出機構
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/fire/202105_announcement.html
火災保険の値上げは、ここ数年で段階的におこなわれてきました。
今後さらに値上げが行われる予定となっています。
損害保険料算出機構は、参考純率が、既定の条件を満たす適正な数値であるかを、毎年検証しています。ここ数年は自然災害の被害が各地でありました。台風、豪雨など風水災の影響で、火災保険の支払保険金額と支払件数が増加したため、参考純率の見直しが行われました。
現在、各損害保険会社の商品についての詳しい発表はありません。参考準率の改定が発表されているため、2022年には、火災保険料が引き上げられることが予想されます。
書類の整理と一緒に加入している火災保険の補償の確認をしましょう。
火事や水害、地震などの万が一の災害時に財産を守ってくれる火災保険、ご自身の家庭にあっているか確認しておくことは大切なことです。
必要以上の補償に入っている場合は、保険料がもったいないですし、補償が不足していた場合は、万が一の際に受け取る保険金だけでは必要な費用が足らないことになってしまいます。
必要な補償にして、保険料負担をできるだけ安くするには定期的な保険の見直しが必要となります。
来年以降値下げされる予定
自動車保険
自動ブレーキなどの先進安全技術の普及が進んでいることで、交通事故が減少しているため参考純率が平均で3.9%引き下げられました。
自動車保険は、運転者限定や、年齢条件を見直すと保険料が変わります。
運転者限定とは、記名被保険者を中心とした補償される人の範囲のことです。本人限定や本人、配偶者限定などがあります。
年齢条件は記名被保険者と配偶者、および同居の親族を対象として、補償される年齢を限定します。
運転者限定や年齢条件は契約時に適切な条件に設定されています。補償内容の見直しをせずに更新をしていると、いつの間にか現状にあっていない内容になっていることもあります。
年末は、大掃除や不用品の処分などをする機会が増えます。
整った状態で新しい年をむかえられるように、お金まわりのことも整理整頓をしましょう。
塙
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