オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。
コロナウイルスの感染拡大が、なかなか落ち着かない状況ですね。
感染が心配なため、健康面に少し不安や気になるところがあっても、病院に行っていない、毎年の健康診断に行っていないという方も多いのではないでしょうか。
感染は確かに怖いですが、健康診断を怠ったために、病気の発見が遅れてしまうことも怖いことです。
日本人の2人に1人がかかるといわれている、がんは早期発見が重要です。
いまでは、がんはかかったからすぐに命にかかわるものというよりも、生活をしながら治療を続けるというものがほとんどです。
そのため医療保険だけでなく、がん保険に加入している方も多いです。
がん保険には様々な種類があります。
保障期間で分けると、一定の年齢まで備えるタイプや、一生涯保障が続くタイプがあります。
一定の期間内である定期のがん保険
定められた保険期間内で、がんにかかった時に保険金が支払われる。
保険期間は5年間、10年間など年数で保障期間を決めるタイプや、60歳や70歳までと年齢で期間を決めるタイプがあります。
保険期間中の保障額は一定で、終身期間より保険料が安く設定されていることが多いです。更新型の場合は、更新時の年齢で金額が再計算され更新ごとに保険料が上がります。
一生涯ずっと続く終身のがん保険
保障期間が一生涯続くタイプで、終身にわたり保障が得られます。定期のがん保険と比べて保険料が高くなる傾向がありますが、保険料は一定している商品が多いです。
保障範囲別で分けると、診断、手術などの給付金がメインのタイプや、がんが原因で、働けない時期の収入を保障してくれるタイプなどもあります。
診断給付金型
診断された時に支払われるまとまったお金を診断給付金と言います。がんと診断されたときに、まとめてお金が支払われる保険です。
まとまった金額を受け取ることができるため、治療費、入院、手術費用や、ご家族の生活費、交通費など自由な使い方ができます。
現在のがん治療は、通院で治療する場合が多く、入院は短期間で、あとは通院になるケースが増えています。
そのため、入院や手術に特化した保障では、充分でないかもしれません。用途を特定しない、一時金として受け取れる診断給付金をメインとした商品が増えています。
手術だけでなく、抗がん剤、放射線治療など、治療方法の多様化にも対応できます。
また、がんは一度治療したとしても、再発や転移の可能性がある病気です。
さらに治療費が必要になる場合を考えて、診断給付金は回数無制限のものを検討しましょう。(回数は無制限でも1年に1回や2年に1回など、商品によって異なるため、注意も必要です。)
入院給付金型
長期入院など、入院への備えを手厚くした入院給付金型。
がんにかかった場合、健康保険が適用される治療については、高額療養費制度の対象となります。
入院給付型は、診断給付金、手術給付金などの保障も特約で付けることもできます。
通院給付金型
がん治療の通院日数が長期化するケースに対応。
最近では、手術をせずに、抗がん剤や放射線治療など、通院治療が基本になるケースも多いです。
実損てんぽ型
診断、手術、入通院などに関わらず、実際にかかったお金を保障。
加入の際に保険金の上限を設定しますので、実際の給付時に困らないよう設定額はしっかり検討しましょう。
お子様が小さいうちは、家計の負担が大きくなる時期です。
この期間中にがんにかかった際の保障を手厚くしたいと考える場合は、定期のがん保険という選択もできます。手厚い保障を備えつつ、保険料を割安におさえることができます。
しかし、がんにかかるリスクは年齢と共に上がっていきます。更新タイプの場合は、更新後の保険料が上がることなどをふまえて、しっかりと検討しましょう。
終身タイプは、生涯にわたって備えることができる保険です。年齢とともにがんにかかるリスクは上がっていく傾向にあります。加入時から、先のことを想像して備えることも必要です。
がん保険だけでなく、保険を選ぶ際はリスクを考慮し、家計の大きな負担にならない範囲で加入することを検討しましょう。また、家族構成や年齢など、変化があるときは、保障内容が今の家族状況にあっているかなど、定期的に見直しをしましょう。
がん治療の種類
手術
がんが発生した部位、がんが転移していると考えられる臓器などを取り除きます。
手術の目的は、がんを完全に取り除くことですが、がんによる症状を和らげるという目的もあります。手術の方法としては、メスでからだを切開する方法に加え、内視鏡や腹腔鏡などによる方法もあります。
放射線療法
がん細胞を死滅させたり、がんによる症状を和らげたりするためにがんに放射線を当てる治療法です。
がんの種類や状態によりますが、からだの外側から放射線を当てる外部照射や、放射線を発する器具を体腔や体内のがんの周辺において放射線を当てる組織内照射といった方法があります。
薬物療法
局所療法では対応できないようながんに対する全身療法の一つです。化学療法や分子標的治療薬、ホルモン剤などの薬を使って治療します。
薬物療法は、放射線療法と一緒に行うこともあります。
免疫療法
局所療法では対応できないようながんに対する全身療法の一つです。免疫のはたらきを利用した治療法で、免疫ががん細胞を攻撃するはたらきを活性化し強くする方法と、がん細胞が免疫のはたらきを抑えている原因を取り除く方法などがあります。
これらの手術、治療、検査、薬代といった治療費は、一般的に公的医療保険の適用を受けられるため、一部のみが自己負担となります。
がんにかかる治療費は、公的医療保険適用の治療であれば高額療養費制度が利用できるため、経済的な負担をある程度抑えることができます。
現在の治療方法として、先進医療を選択することも考えましょう。
先進医療とは、公的医療保険の対象とできるかどうか、評価中の治療や手術です。まだ公的医療保険の対象となっていないため、技術料の全額が自己負担になり、高額療養費制度の対象にはなりません。
重粒子治療は約310万円、陽子線治療は約270万円と、かなり高額な治療費です。
治療を経済的な理由であきらめないためにも、保険で備える際には、先進医療の特約も検討しましょう。
塙
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