在宅ワークの助成金制度

 コロナウィルスの感染防止のため、在宅ワーク、時差出勤が推奨されていますね。もともと、東京オリンピックの混雑緩和のため、導入を検討し準備を進めていた企業も多いと思われますが、今回、コロナウィルスの感染防止のため、早期に導入せざるを得なかったという企業も多いことでしょう。

 私の友人に、もともと在宅でも会社出勤でもどちらでも可能な会社へ勤めている方がいます。在宅だと集中力にかけるという理由で、出勤するほうを選んでいました。通勤に時間をかけるより(しかも満員電車にゆられて)在宅の方が、はかどるのでは?と考えていたのですが、自身が在宅になってみて、友人の言っていることが少しわかりました。

 タイムスケジュールをある程度決めて、やることリストを考えておかないと、気が散ってしまいます。集中力が必要ですね、本当に。会社の業務内容によっては、もともと在宅でできることがないというケースや在宅ワークを取り入れたけれど、会社内とすべて同じ業務が可能とはいかないケースも多いことでしょう。

 個人のモチベーションと同時に、それに伴う費用についての取り決めも課題です。パソコン、スマホ、通信費、光熱費など、どこまでが業務に起因する費用なのか、トラブル回避のためにも事前の話し合いは重要です。

 テレワークに関する助成金制度の「東京都テレワーク助成金」では、パソコン、スマホ等の機器購入費も助成の対象となります。対象条件は、常時雇用者2名~999名の中小企業等、東京都の2020TDM推進プロジェクトへ参加をしている等々、いくつかの条件があります。実施期間は、2020512日までですが、東京都の予算に達した場合は早めに締め切りをするようです。「厚生労働省 時間外労働改善助成金」では、パソコン、スマホ等は助成の対象外です。このように、助成金にも種類があります。テレワークの助成金を申請したい場合でも、対象条件が限定されているので、どの助成金なら該当するのかの検討が必要です。

 

参考

総務省テレワーク情報サイト https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/telework/furusato-telework/index.html

厚労省テレワーク総合ポータルサイト https://telework.mhlw.go.jp/