4月も半ばを過ぎ、花粉の量もだいぶ減りました。花粉症の方も少しほっとしているのではないでしょうか?気温も上昇してそろそろマスクともお別れしたいですよね。
さて、昨年から加入要件が変わって、iDecoに加入された方かなりいらっしゃるのではないでしょうか。私の知る限りでも加入したというお話を、ちょくちょく聞きます。
iDecoは60歳まで受け取ることができないので、老後資金のために積み立てているのだけれど、本当の意味で掛け金が増やせたかどうかは先にならないとわかりません。
しかし、税制面では優遇されているので、その部分でのメリットを先に受け取っているのです。iDecoの掛け金は全額所得税控除されます。昨年加入された方はその分を年末調整で受け取っているはずです。
ところで、年末調整って貯めていますか?「えっ・・・?」と思った方、要注意です。毎年年末調整をお小遣いとして使っている方、iDecoの控除分も一緒に使っていませんか?
例えば、将来の年金として加入したのだからと元本保証の商品を選んだとしましょう。リスクを取らなければリターンも少ないのは投資の常識。元本保証の金融商品で増えることは期待できません。ではどこでメリットを得るかといえば、税制面の優遇措置が大きいのです。
郵便局や銀行に積み立をしても増える金額はひょっとしたら同じかもしれません。しかし、郵便局や銀行に積立をしているお金と違うのは、iDecoで支払った掛け金には税金がかからないことです。そのお金は毎年年末調整という形で戻ってくるのです。
この年末調整を積み立てておくことをしないと、iDecoに掛け金を積み立てた意味が薄れてしまうかもしれないのです。
昨年の年末調整分はもう使ってしまった方も、今年の分から別口座にしっかり貯めておくようにしましょう。
尾田