持っている口座の確認をしましょう

こんにちは、オンラインにて子育てファミリーのご相談をおこなっている塙です。

家計管理をおこなううえで、銀行の通帳は毎月確認をするものです。家計簿を細かくつけずに、通帳で確認と管理をおこなっている方もいらっしゃいます。

普段記帳をこまめにする習慣がない場合、身に覚えのない出金があってもすぐには気が付かなかったというリスクもあります。

通帳とキャッシュカードのイラスト通帳を見て青ざめる人のイラスト(女性)

また、ご自身の銀行の口座がいくつあるのかを把握していますか?ご家族はどの銀行に口座を持っているか把握していますか?またその口座は、常日頃利用していますか?

使っていない口座は、今後持っているだけで維持費がかかってしまうような世の中です。

使っていない口座に維持費がかかってしまうなんて、もったいないですよね。家計管理をするうえでも、口座の管理は大事なことです。

またご家族の口座の把握をしていないと相続などが発生した場合に、どこに口座があるのかということを地道に調べなければいけない事態になってしまいます。離れて生活をしているご家族の口座を把握しておくことは、なかなか難しいですが、生活を一緒にしているご家族の口座は、できるだけ把握しておきましょう。

円満な遺産分割のイラスト

 

使っていない口座を持っているだけで、月単位もしくは年単位で手数料が発生してしまいます。また、銀行口座がたくさんあり、給与振り込みや各種引き落としが、あちらこちらの口座で利用していると、家計管理もしにくいです。口座は、ある程度まとめたほうが、手間もはぶくことができ、管理が楽になります。

 

以下がメガバンク三社の口座、通帳に関する手数料についてです。

 

三菱UFJ銀行

2021年7月以降に普通預金口座を開設し、2年以上未利用の場合「未利用口座管理手数料」年間1,200円(税抜)

※2021年6月以前の普通預金口座は対象外

 

インターネット通帳への切り替えキャンペーン前回は初日から2万人を超える申込あり。2021年3月15日までの2回目のキャンペーンでは先着10万名に1,000円をプレゼント。

インターネット通帳のメリット

  1. 最長10年分の明細確認が可能
  2. 記帳、繰り越し不要
  3. 利用条件をみたすとATM手数料が無料

 

三井住友銀行

2021年4月以降に新規開設する普通預金口座でネットバンキング不使用、2年以上未利用、残高1万円未満の場合口座維持手数料、年間1,100円(税込)

通帳は個人法人ともに年額550円(税込)

※通帳は18歳未満と75歳以上は引き続き無料

 

Web通帳のメリット

  1. 最長30年分の明細確認か可能
  2. カレンダーやカスタマイズ機能ありでオリジナル通帳か作成可能
  3. 新規開設の普通預金口座で他行あての振込手数料を2022年3月31日まで無料

 

みずほ銀行

2021年1月18日以降に新規で口座を開設する70歳未満の方、通帳発行1冊ごとに1,100円(税込)

 

みずほe口座&みずほダイレクト通帳メリット

  1. 最長10年分の明細確認
  2. みずほe口座&みずほダイレクト通帳に申し込みをすると5万名に1,000円プレゼント

 

いままでは無料だったサービスですが、この社会情勢の中で銀行さんも収益が下がっているため、今後あらゆる面で手数料を取ることが予想されます。

銀行側の目的はコスト削減です。紙の通帳は1冊、1口座につき年間200円の印紙税を国に支払っています。デジタル通帳は課税がありません。

メガバンクに口座をもっていないから、関係ないと思っている方もいるかもしれませんが、これから他の銀行さんでも同じように手数料を取るようになるかもしれません。

 

「口座維持手数料」はヨーロッパなどではすでに導入されています。お金を預けていて、その維持のために手数料を取られるなんて、すごく損をする感覚におちいります。それなら、タンス貯金をしようかとか、運用などのお金を増やすことに力をいれなきゃとか、考えてしまいます。

通帳の話に戻しますが、通帳記帳は家計管理をするうえでは、大事なことです。今まで通り紙の方が管理しやすいという方も、ネットで問題ないという方も、記帳やネットでの確認は必要なことです。お金の入口と出口、貯蓄残高の確認等でお付き合いをしなければいけないものです。家計管理を上手に進めるために、今まで通りの紙でも、ネットでも上手に使っていきましょう。

嬉しそうに家計簿をつける人のイラスト

口座からお金を引き出す際の手数料については、あたりまえに感じている方もおおくいらっしゃるかもしれませんが、頻繁に手数料が発生する時間に引き出しをすることは、もったいないですよね。お財布にいれておく現金は、必要な額とやりくりをする日数を把握して管理しましょう。

 

三菱UFJ銀行

引き出し・お預入れ

平日・土日祝 8:45~21:00 0円

平日・土日祝上記以外 110円

 

振込手数料

平日・土日祝8:45~21:00 同行同一支店 0円 同行他店 110円

他行3万円未満 275円 他行3万円以上 440円

平日・土日祝上記以外 同行同一支店 110円 同行他店 220円

他行3万円未満 385円 他行3万円以上 550円

 

三井住友銀行

毎月25日26日はすべての取引の手数料無料

引き出し・お預入れ

平日8:45~18:00 0円

平日上記以外 110円 預入れは0円

土日祝終日 110円 預入れは0円

 

振込手数料

平日・土日祝終日 同行同一支店・同行他店 0円

他行3万円未満 220円 他行3万円以上 440円

 

 

みずほ銀行

平日8:00~8:45 110円

平日8:45~18:00 0円

平日18:00~23:00 110円

平日上記以外 220円

土日祝 8:00~22:00 110円

土日祝上記以外 220円

 

振込手数料

同行

平日8:00~8:45 330円

平日8:45~18:00 220円

平日18:00~23:00 330円

平日上記以外 440円

土日祝 8:00~22:00 330円

土日祝上記以外 440円

 

他行

平日8:00~8:45 440円 (3万円未満) 550円 (3万円以上)

平日8:45~18:00 330円(3万円未満) 440円 (3万円以上)

平日18:00~23:00 440円(3万円未満) 550円 (3万円以上)

平日上記以外 550円 (3万円未満) 660円 (3万円以上)

土日祝 8:00~22:00 440円 (3万円未満) 550円 (3万円以上)

土日祝上記以外 550円 (3万円未満) 660円 (3万円以上)

 

預入金額やステージ、ネットバンキングの登録有り無しなどによって、それぞれの銀行さんで、月何回までは引き落とし手数料がかからないなどの優待もあります。普段、時間帯によっては直接、ATMへ足を運んで、さらに手数料もかかってしまうことも多くあります。ご自身の生活サイクルや仕事の時間帯を考えて、利用しやすい銀行選びも大事なことです。

 

 

 

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携帯電話のプランは現状にあっていますか?

 こんにちは、オンラインにて子育てファミリーのご相談をおこなっている塙です。

 

 家計のお金に関するご相談は、目的や現状の心配なこと、またご家庭の状況によっていろいろなケースがあります。

 教育費や老後資金のため、もっと効率良く貯蓄をしたい。現状の家計に余裕がないので、余裕をもつよう家計を見直したいなどといったご相談が主です。

 

 すでに家計簿をつけていて、ご家庭の家計状況を可視化できている場合、見直しをしたい、したほうがいいのかもと気になる支出項目があると思います。

 ご家庭によって、これだけはゆずれないという項目は、無理に見直しをして、削減、節約をすることは避けましょう。まずは、見直しをしやすいところから手をつけたほうが、ストレスを感じることがありません。

 

 家計費のなかで、支出割合が大きいものは、住居費、保険料、自動車関連の維持費、通信費、光熱費などをあげることができます。教育費ももちろん支出割合が大きいものですが、ゆずれない項目になるので、ここでは見直し項目からはずします。

 

 一般的には、住居費が最も大きな割合を占めます。住宅ローンを組まれている方も、賃貸の方も大きな支出割合を占めます。住宅ローンは、借り換えで見直しができる場合も多いですが、賃貸の場合は、すべての人が見直し可能とはいえません。保険料や自動車関連は、大幅な見直しが可能な支出項目になりますが、今回、注目をしたい支出項目は、一人一台、すべての人が持っているといってもおおげさではないあれです。そう、携帯電話です。

携帯電話で話す女性のイラスト

 

 私が子どもの頃は、携帯電話をもつなんてことはない時代でしたが、今はお子様にも持たせているご家庭が多いです。ご家庭によっては、高校生になったら持たせるなどルールはそれぞれですが。

そう考えると、今はお子様の通信費の負担も必然になってきていて、昔に比べると悩ましいところですね。通信費だけでなく、学習上タブレットやパソコンも必要な時代ですしね。

 いまでは、多くの人が当たり前のように持っている携帯電話です。この携帯電話のひと月あたりの平均利用料金は、一人当たり6,000円から7,000円といわれています。

 あくまでこれは平均値です。

 『日本の携帯料金、通信費は高すぎる!』との発言から、大手三社では、大幅な値下げプランを発表しましたね。

 

 料金プランを値下げすることで、経済的な影響や開発の遅れなども指摘されていますが、消費者の立場からすると、同じような内容であるなら、安いほうが家計に優しく嬉しいものです。

 

現在、発表されているプランは以下のものです。

docomo

 

プラン名 ahamo

月額2,980円(税込3,278円)

データ量20GB

国内通話は1回あたり5分以内かけ放題

5分を超えると30秒ごとに20円の通話料金

ドコモ割、ドコモ光のセット割適用外

https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/pages/210114_00.html

 

ソフトバンク

プラン名 SoftBank on LINE

月額2,980円(税込3,278円)

データ量20GBLINEデータ使い放題

LINE20GBのデータ容量に含まれない

国内通話は1回あたり5分以内かけ放題

5分を超えると30秒ごとに20円の通話料金

家族割、セット割の適用外

https://www.softbank.jp/mobile/special/softbank-on-line/

 

au

プラン名 povo

月額2,480円(税込2,728円)

データ量20GB

かけ放題プランの追加あり

かけ放題プランがついていないため、国内通話は30秒ごとに20円かかる

家族割、au光回線割引適用外

https://povo.au.com/

 

月額の料金だけを見ると、既存で利用しているものより、はるかに割安となっています。

気になる点は、通話料金についてです。普段、あまり通話をしない、LINE通話しか利用しないなどの方は、データ量20GBでこの価格は魅力的です。お仕事やプライベートで通話をよく利用するという方には、どうでしょうか。30秒ごとに20円、、、。30分以上通話したら1,200円~、、、。お仕事で利用している場合、5分以内で通話を済ませるのは、なかなか難しいです。また、LINE通話が可能とも限りません。そうなってくると、かけ放題プランは必要だなぁと考えてしまいます。

 

 新プランへの申し込みは、オンラインのみですが、すでに多数の予約があるとの報道がありました。

 なかには、新しく発表された各社のプランが、自分のスタイルには、あわないなぁという方も、いらっしゃることでしょう。そういう場合も、再度現在の契約内容を確認してみましょう。データ量が過大なものや、いろいろなオプションをつけているけれど、必要のないものがつけっぱなしになってしまっている場合もあります。最近では、テレワークで家にいるため、データを4G回線で利用することなく、Wi-Fiで間に合っている方もいらっしゃると思います。

 今までだと5G以上毎月利用していた方でも、ここ数カ月1Gでおさまっているかたも多いのではないでしょうか。

先日、某携帯ショップの店員さんとお話する機会があったのですが、ひと月に20GBでもぜんぜん足らないとの発言がありました。動画ではなくゲームを頻繁にする関係上との理由でした。こういった趣味で利用している方は、通信費については、ゆずれない支出になると思いますが。

 

 仕事やプライベートに支障がない方は、思い切って各社の新プランへの変更を考えてみましょう。

 変更すると、かけ放題がネックになってしまう方も、既存の契約内でのデータ通信プランの変更を考えてみましょう。1Gでおさまる場合、数千円の圧縮が可能です。また不要なオプションは、はずしましょう。

 

 仮に4人家族で月に4千円から5千円の節約が可能な場合、年間で48,000円から60,000円の節約が可能です。

携帯のプランの見直しは、住宅ローンの見直しや保険の見直しとは違い、そう難しいことではありません。見直しをすれば、簡単に節約、支出の圧縮が可能です。通信費で数千円の圧縮が可能であれば、やみくもな食費の節約に走る必要もありません。普段使うお金のやりくりも、もちろん大事ですが、一度見直しをすると、効果が持続する通信費を見直すことをお勧めします。そう難しいことではありませんので、時間に余裕があるときに、現在の契約プランの確認をしてみましょう。

 

 

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余裕のあるときに保険の見直しをしましょう

こんにちは、オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている塙です。

家計相談のなかで、家計管理、家計簿に関することだけでなく、保険の見直しについてのご相談もあります。

「保険の見直し」の相談内容で多いものは、医療保険、ガン保険、収入保障保険などの生命保険に関することです。

 普段の生活の中で、常にご自身や家族がどういう保険に加入しているか、どういったときの保障のものなのかを憶えている方は少ないかと思います。なにか不測の事態がおこったときや、気になることができたときに、『あれ?どういった内容だったっけ?』と証券を探して、確認すると思います。ご自身やご家族がどういう内容の保険に加入しているかを、すぐに答えることはなかなか難しいことです。

 人によっては、加入をしたのは、数年前、数十年前のことですので、憶えていられるほうがすごいことです。ご自身やご家族がどういう保険に加入しているか気になるのはどんなときでしょうか?それは、入院をすることになったり、検査で気になることがあった場合、がん検診で再検査が必要になったときです。必要に迫られたときに、『入っている保険は使えるかしら?』と証券を確認したり、保険会社へ問い合わせをするといった感じです。

 

何が何だかわからない人のイラスト(女性)

 困ったときや必要なときに使うための保険ですが、必要とする保障が足りなかったり、付帯されていると思っていたものがついていなかったりなどといったことがおこりえます。思っていたより手厚い保障だった場合はいいのですが。

契約をしたのが、数十年前であるため、生活環境や家族状況、また不安に思うことや心配なことは、変化していて当然です。

 保険の見直しは、保険料を安くすることだけが目的ではありません。今のご自身、ご家庭にあう保険を探すことが大事です。もちろん、必要だからとあれもこれも加入してしまっては、家計バランスはくずれてしまいますし、すべてのリスクを保険で備えるとなると費用がかさんでしまいます。見直しをした際に、手厚く保障をつけすぎていて、家計を圧迫してしまっている場合は、必要なものの選択をおこないましょう。

貯金はさんかく、保険はしかくという言葉があります。

貯金は、貯まるまでに時間が必要ですが、増えていきます。

保険は、契約をしたときから、決まった金額が保障されます。

どちらかにかたよることなく、上手に使い分けたいですね。

医療保険については、必要である不要であるという二つの意見、またその理由が多くあります。不要と考えるひとつの考え方に、医療保険は、トータルで支払う保険料を考えたら、加入せず、いざという時に高額療養費制度を利用して備えるという考え方があります。この考え方の心配な点は、保険料を払わないかわりにきちんと貯蓄をして、備えることが可能な場合はいいのですが、結局、貯蓄もしていなかった、できなかったなどといった場合は、高額な医療費に対応できないおそれがあるところです。

がん保険については、加入しておいたほうがいいと考えています。まず、日本人の2人に1人ががんになると言われています。医療の技術が高まっているため、がんイコール死亡というわけではなく、発見されても治療が可能です。がんの治療は高額なものも多く、保険適用ではないものも多くあります。もしも、治療が必要となった場合に、選択肢は多いほうがいいですよね。経済的な理由で治療の選択肢をせばめてしまったり、あきらめてしまうことは、悲しいことです。

 

 医療保険もがん保険も、加入されている多くの方は、保険料は終身払いを選択されている方がほとんどです。なかには更新型のケースも多くあります。

10年で自動更新されるタイプのものを例にとりますが、更新の際に保険料が上がります。この更新型のタイプですが、最終的にどこまで保険料が上がるのかを忘れてしまっている方が多いです。若いころは、保障も手厚くて保険料も割安なのですが。年齢を重ねていくと、保険料が上がっていきます。また、保険料が上がると同時に収入も上がっていれば良いのですが、それはなかなか難しいことです。

 また、商品タイプも新しいものが発売されていて、より時代にあったものも多くあります。更新をむかえる年齢と保険料を一度確認してみましょう。保険の見直しは、その時の健康状態によっては、告知項目にひっかかってしまい、新しい保険へ切り替えなどができない場合もあります。健康で時間にゆとりがあるときに、ご自身にあったものを検討しましょう。

 

損害保険の火災保険の見直しも時間に余裕のあるときにぜひ見直しをしてみましょう。

 マイホームのイラスト

 

火災保険は、住宅を購入した時や、引っ越しをした際に加入をしている方が一般的ですので、加入した際の補償内容をよく覚えていない、または知らないといったことが多くあります。地震保険も付帯されていると思っていたが付帯していなかったというケースもあります。また、住宅ローンを組んだ際に、収入保障保険の保険料も一緒に支払っていて、保障内容に対しての保険料の内訳がわかっていないケースもあります。

 せっかく加入をしている保険の内容を知らないままだと、万が一のときに保障(補償)が足らないといったことも起こりえます。また、必要以上の保障(補償)に加入をしていて、保険料をよけいに支払っていたということもありえます。

 最近の日本列島は、多くの天災の被害が相次いでいます。地震、台風またそれに起因する水害などが多発しています。自然災害の増加とともに各保険会社は、多額の保険金を支払いしています。その結果、料率改定により保険料が高くなっています。

 火災保険の保険料は、今後もさらに上がることが予定されています。

 まずは、加入をしている内容を確認しながら、保険料をいくら支払っているのかも確認しましょう。

 今後の保険料の値上がりを軽減するためには、支払い方法の変更や適用できる割引の確認、必要以上の補償の削減といった方法があります。また、保険料を安くすることだけでなく、補償が足りないようであれば、補償の追加を検討することも重要です。

 もちろん、保険料は安くおさえたいですが、万が一のときに、補償が十分でなかったといったことになってしまうと、何のために加入をしていたのかわからなくなってしまいます。

整理された棚のイラスト

 在宅の時間が多くなると、片付けやお掃除をしている方も多いと思います。加入をしている保険の証券を探して確認してみましょう。

必要なときにすぐ確認ができるような保管場所をきめておくことや、ご家庭の保険管理ファイルを作成しておくことも大事なことです。

 

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家計管理は夫婦二人のどちらがおこなうべき?

こんにちは、子育てファミリーの家計相談をオンラインにておこなっている塙です。

先日こんなご質問をいただきました。

 

『私は現在、子育てに専念をしていて、主人が働いて家計を支えています。毎月の生活費は、主人からもらっているのですが、思うように貯蓄まではできていません。この前、子供の教育費のことで、話し合う機会がありました。今のままだと、教育費の貯蓄がなかなかできないので、わたしてくれるお金を増やせないかと聞いてみたところ、なんで足りないんだ?やりくりが下手なのではないか?いくら足らないんだ?と言われ、険悪なムードになってしまいました。今のところ、はっきりといくら足らないと言い返せませんでした。家計簿をつけて見せることができれば理解してもらえるでしょうか?』

 

何が何だかわからない人のイラスト(男性)

 

お話をお聞きすると、毎月きまった額を生活費として渡されていて、渡してもらっているお金は、収入の全額ではなく、旦那さんの手取り額は、はっきりと把握していないとのことでした。また、ご主人がどのくらい貯金があるのかもわからないとのお話でした。また、渡されたお金をなににいくら使っているかなどは、もちろんおおまかにはわかっているけれど、細かく家計簿をつけたことはないとのことでした。決して贅沢や無駄遣いをしているわけではないので、渡す額をもう少し増やしてくれたら、貯蓄もできるのにと思ったとのお話でした。

お金が、収入がもっとあれば楽なのに、貯蓄もできるのになぁっと思いがちですが。まず家計管理を上手にできていないケースだと、お金が増えてもあまり現状は変わらないおそれがあります。

家計管理ができていないと、結局お金はあるだけ使ってしまうものです。世帯年収が高い家庭イコール、貯蓄ができている家庭ではありません。限られた収入内で上手に割り振りができている家庭ほど、貯蓄がきちんとできています。

最近では、お金の管理の仕方は次のようなケースが多いです。

  1. 妻または夫のどちらかが管理をする。
  2. 夫婦二人で収入も支出も管理する。
  3. 妻、夫それぞれで必要なお金をだしあい、残りは各自で管理をする。

 

子供の教育費、今後に必要となるお金については、どちらか片方の問題ではなく、ご夫婦二人の問題です。ご自身の家庭に向いているのは、どのような方法なのかは、生活スタイルや考え方、得意不得意などによって様々です。

どういった方法をとるにせよ、共通して言えることは、家計の状況をお互いが把握しているほうが良いということです。へそくりの話は別です。

まず、家計管理をするにあたって、なんのために管理をしたいのか、教育費のため、貯蓄を増やしたいため、かくれ赤字をなくしたいためなど目標があると思います。

その金額はいくらでしょうか?その目標の金額を貯蓄するためには、毎月いくら貯めなきゃいけないでしょうか?その金額を把握すると同時に、毎月の生活費の状態を把握していないと、ご自身の家計ではどのくらいの貯蓄が可能なのか、把握しにくいです。

現状を確認しないまま、やみくもに節約をしても、つらいだけです。明るく楽しい未来のためや、現状をより良い生活にするための家計管理です。

また、お金のことは、夫婦喧嘩の原因にもなります。以前にこんな話をお聞きしました。お互い共働きでお財布は別々のご夫婦のお話です。ある時、『貯金してる?』との話になった際、2人ともお互いの貯金の金額を確認して、『えっ?それだけなの?!』と愕然としてしまったとのことでした。お互いが、なんとなく別に贅沢や散財をしている感じもないので、相手が貯めてくれているだろうと思い込んでいたとのことでした。最近の傾向で、必要なお金をだしあって、生活をしている場合、それ以外のお金を把握していないためおこってしまうケースです。夫婦別財布が悪いということではなくて、別財布にするのであれば、貯蓄のお金も出し合って確保しておきましょう。またこの際、貯蓄口座は、お互いが、いつでも把握ができる状態にすることが望ましいです。どちらかにまかせっきりで、貯蓄口座のお金が目減りしていたとのお話も聞いたことがあるので。

いただいたご質問の回答ですが、いくら足らないのかを数字で示すためには、家計簿が効果的なアイテムです。

ご主人の立場からすると生活費にどのくらいかかっているのかを把握できていないため、足らないと言われても納得ができないはずです。毎日、頑張って働いていますから、なんだか否定された気分にもなってしまいます。

上手く反論をするためにも、現状を記入した家計簿を見せましょう。数字で見ると、なるほどと思ってくれるはずです。また、自分だけでは気が付かなかった見直しポイントを、2人で確認することによって、見えてくるものもあります。決して喧嘩をするためではありません。

 

家計管理をオープンにおこなうことは、お互いの結束を固めることにもつながります。最初は慣れないことも、口座の貯蓄額が増えて、目標額に近づくことでお互いの気持ちも前向きになれます。また、家計簿をいつでも見える場所、確認ができる場所においておくことも効果的です。

 

お金のことは、使い方や考え方次第でトラブルの原因にもなります。『家計管理が苦手』から『家計管理が得意』になりましょう。

 

家計管理が苦手』な方

〇お金を何に使っているのか把握していない。

〇色々なものをカードで購入、カードも複数枚あり、いくら支払っているのか把握できていない。

〇カードで支払ったことを忘れてしまい、請求書をみてあせる。または、引き落とされた金額をみてあせる。

〇給料日前になると苦しくなり、急にケチケチ生活する。給料日がくるとホッとする。

〇毎月いくら使っているのか把握できていないため収支があいまい。

〇貯蓄がほとんどない

〇お財布にお金がなかったらカードを使う

当てはまるところはありませんか?

 

家計管理が上手』な方は

〇お金を何にいくら使っているのかを把握している。

〇カードで買い物した場合はその分のお金を記入、取り分けをしている。

〇カードの引落が来てもとりわけているので慌てない。

〇給料日前も、給料日後も特に変わらない生活をおくっている。

〇家計簿をつけてきちんと予算を立ててお金を把握、管理している

〇毎月、毎日の予算の中で買い物をしている

〇計画的に無理なく貯蓄をしている

〇お財布にお金がない日は買い物しないと決めている(基本的にお金が足らないことはない)

『家計管理が苦手』、『家計管理が上手』

さて、どちらになりたいですか?

遊園地の家族のイラスト

家計管理が上手にできる家庭は、家族円満へもつながります。

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家計簿をつけられなくて悩んでいます

こんにちは、子育てファミリーの家計相談をオンラインにておこなっている塙です。

先日、貯蓄が上手にできていないため、家計簿をつけたほうがいいかと考えていいるけれど、なかなか思うようにいかず、続けられない、きちんと毎日つけられなくて悩んでいるというご相談がありました。

 

レシートとカードがたくさん入った財布のイラスト       ■

すでに自分にあった家計管理の方法を見つけている方には、「え?どうして?」と疑問に思われるかと思いますが、家計簿をつけられない、続けられないという方は、多くいらっしゃいます。なかには、つけずに強引に毎月決めた額を貯蓄するという方法をとられている方もいます。

 

ご相談者はみほさん(以下Mさんとします)。

Mさんのプロフィール

Mさん(38歳・パート勤務)

夫(39歳・会社員)

長男(中学1年生)、長女(小学校4年生)

世帯収入500万円(手取り収入)

 

Mさんは、家計簿をつけることを何度も挫折しているとのことでした。家計簿をはじめてつけようと考え、つけはじめたのは、妊娠したときとのことで、その家計簿は出産後もしばらく継続していたとのお話。お子様が大きくなるにつれ、忙しくなり、その家計簿はいつの間にか、つけなくなってしまったとのこと。その後、2人目の妊娠がわかったときに再チャレンジをしようとしたけれど、子育てと生活などで、またまたつけなくなってしまったとのこと。

今回、教育費のことを考え、準備しなければいけない金額と、もう少し老後の貯蓄もしたいとのことでした。今後のお金の流れを把握し、家計管理をするうえで、家計簿をつけたほうがいいんだろうなぁと思うけれど、家計簿に苦手意識があるため、どうしたらいいのかという主旨のご相談でした。

 

以前に数名の方にお伺いをした家計簿をつけられない、つけたくない理由は、以下のようなものでした。

①めんどくさい

②忙しい

③おもしろくない

④使途不明金が多く収支があわない

⑤計算することが嫌

⑥つけたけれどお金がそんなに貯まらなかった

⑦つけなくても生活できている

いろいろな理由はそれぞれありますが、家計簿はつけることそのものが目的ではありません。家計管理を円滑におこなうためのひとつの道具です。

その道具を必要としなくても、家計管理ができるのであれば、ストレスを感じながら無理に使うものではありません。

あったら便利なアイテムですけどね。

 

話をご相談者のMさんにもどしますが、Mさんのご家庭は夫婦あわせて手取り収入が約500万円とのお話。ボーナスはないとのことで、月収は41万弱(月によってMさんのパート収入の変動があるとのこと)。

41万円からまずは必要な固定費を差し引いてみましょう。

固定費とは、毎月決まった金額で必要となる費用のことです。住居費、保険料、水道光熱費、携帯・通信費などです。車をお持ちの方は、そのローンや駐車場なども必要な固定費です。

 

住居費 130,000円

保険料 ご夫婦の生命保険40,000円

水道光熱費 電気・ガス・水道あわせて20,000円(月により変動あり)

携帯・通信費 30,000円

おこづかい 夫30,000円・Mさん20,000円・長男2,000円・長女1,000円

習い事 20,000円

貯蓄 50,000円

児童手当 使わないでおいておこうと思っているけれど、ついつい使ってしまっているときがある。

 

以上の内訳がわかっている支出とのお話でした。

毎月必要となるお金は把握されているとのお話でした。

「食費はだいたいどのくらい使っているかわかりますか?」との質問に対して「おそらく6~7万円くらいだと思います」とのお答えでした。

食費以外の内訳を合計すると343,000円です。

収入にも少し変動はあるとのことですが、410,000円から343,000円を引くと67,000円です。

この67,000円が食費だとしても、おそらく生活をしていくうえで、日用品や交際費、外食、交通費、急な冠婚葬祭費などが発生しているはずなので、使えるお金(使っていいお金)は、とんとんか月によっては、マイナスになっている可能性があります。

急な大きな出費が必要になった際は、貯蓄から捻出するとのことでした。

「クレジットカードはどのくらい利用されていますか?」との質問には、おこづかいの範囲内での買い物以外にも、スーパーなどの買い物にも利用しているため請求額をみて補てんをしたり、給料日のあとに支払いがあり、問題なく引き落としをされているからおまり気にしていないとのことでした。

クレジットカードのイラスト(番号なし・シルバーカード・プラチナカード)

家計簿をつけたくない、つけられないという方は、まず必要な固定費の確認をして、収入から差し引いて、残りの金額を確認しましょう。その金額が毎月使えるお金、使っていいお金です。

Mさんのご家庭は、67,000円です。67,000円を31日で割ると一日あたり約2,160円です。一週間の7日だと15,120円です。

 

家計簿をどうしてもつけられない、つけたくないという方は、固定費を書き出してみましょう。そして、残りの使っていいお金を、普段使いのお財布や封筒に分けて生活をすれば、支出がオーバーしてしまうことを防げます。

ここで注意をしたいのが、クレジットカードの利用方法です。クレジットカードは、支払いが滞ってしまったりしない限り、限度額までは、欲しいものがなんでも手に入る魔法のアイテムです。

来月の引き落とし日までにお給料日がきて、支払えるからいいやっとなってしまうのは、かくれ赤字家計です。毎月このようなことを繰り返していると、毎月借金をしている状態が続いてしまいます。

クレジットカードは、便利な反面、かくれ赤字になりやすいアイテムでもあります。もし、利用をする際は、その利用する金額がすでに、口座にあるか、手元で取り分けておくように意識しましょう。

 

ご相談された方たちによく「食費はどのくらいですか?」と質問をするのですが、家計簿をつけていないご家庭は、実際に書き出してもらった場合、思っていた金額と実際の金額に5千円から1万5千円くらいの誤差があるケースが多いです。

実際に使っているお金より少ない場合は、あまりありません。

 

家計簿をつけたくない、つけられないという方も、家計管理をしたくないというわけではないと思います。また、家計管理をまったくせずに、欲しいものを欲しいだけという生活では、お金を上手に貯蓄することは、なかなか難しいです。

 

家計簿をつけたくない方は、まずは、毎月の固定費の洗い出しをして、手元で使えるお金、使っていいお金を確認しましょう。その際に、年に一度、必要となる年会費や年払いの保険料、固定資産税等の金額を確認することも忘れずに行いましょう。

年に一度の支払いのものは、忘れがちになってしまいます。この分の金額を毎月少しづつ取り分けておくと、請求月がきた際につい支払いを忘れてしまっていて、貯蓄分からとりくずすということを防げます。

Mさんのご家庭の改善策

①必ず必要となる固定費の再確認。

②毎月使っていいお金、使えるお金の金額を確認。

③使っていいお金、使えるお金をまとめて銀行からおろし、振り分けを行うか   口座から引き出しをする頻度(回数と曜日など)と金額をきめる。

④上記の金額やルールを旦那さんとも話し合いを行い協力体制をとる。話し合 いの結果、自分たちの家庭にあったより良い方法があった際は、それも実行してみる。

④児童手当をつかわないように意識する。

⑤もしも、ルールがストレスに感じてしまう際は、ストレスを感じない方法を再検討。上手くいった際には、自分にご褒美を。

家計管理の方法は、各家庭の生活スタイルや考えかたによって、千差万別です。こうしなければいけない、みんながやっているからという固定観念にとらわれず、ご家庭やご自身にあった家計管理を楽しく無理なくおこないましょう。

 

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