今年も残すところあとわずかですね。クリスマスが終わればあっという間にお正月がやってきます。そんな年末年始、大人も子供もなんとなくそわそわ落ち着かないこのころ、特に気を付けないといけないことがあります。
年末年始は救急車の出動が1年の中でも最も多くなる時期です。救急事故の発生を防止するために、事故の傾向や注意点を知っておき、事前に対策を立てておきましょう。
〇風邪やインフルエンザなどに気を付けましょう!
『そんなのあたりまえ』ですが、その当たり前な対策を怠っていませんか?最近では寒い季節だけの病気ではなくなってきたインフルエンザですが、やはり気温・湿度の低い冬場は特に気を付けたい怖い感染症です。特に乳幼児や高齢者、慢性疾患を持っている方がインフルエンザにかかると、重症化しやすく、死に至る可能性もありますので、注意が必要です。
★予防のポイント
・外から帰ったら、うがい、石鹸で手洗いをし、十分にすすぐ。
・なるべく人込みを避ける。(やむを得ずに人ごみに行くときはマスクを着用する)
・咳やくしゃみなどをするときは、マスクやティッシュペーパーなどで口と鼻を覆う。(間に合わない場合手を使うことが多いと思いますが、咳やくしゃみをしたその手で、いろいろなものをつかんでしまうので、むしろ逆効果と言われています。そんな時は衣類の袖などで代用しましょう)
・バランスの良い食事をする。
・十分な睡眠をとる。
〇飲酒による事故に気を付けましょう!
年末年始は、忘年会・新年会など、飲酒の機会が多くなり飲酒による事故が増える時期です。予防のポイントに注意するとともに、一緒に飲んでいる人も飲酒について注意を払うことが必要です。楽しいお酒の席もマナーを守らないと、笑えないことが起きることを心にとめておきましょう。
★予防のポイント
・自分の適量を知り、その日の体調にも注意する。
・一気飲み、短時間の多量の飲酒は避ける。
・無理に飲ませない、飲みたくないのに飲まない。
・アルコールの危険性を知る。
・周囲の人は、酔ってしまった人に付き添って、1人にしないようにする。
・酔った人が吐いた場合は、のどに詰まらせないように注意する。
〇餅や食べ物による窒息事故に気を付けましょう!
年末年始は餅や食べ物をのどに詰まらせる窒息事故が多発する傾向があります。特に、年齢を重ねるとかむ力や飲み込み力が弱まり、咳をする反応も弱くなるため、窒息事故が発生しやすくなるため注意が必要です。餅だけでなく、肉やこんにゃく、など餅以外の食品でも窒息事後が発生しています。
★予防のポイント
・食べにくい餅や肉などは小さく切って食べやすい大きさにする。
・急いで飲み込むことのないように、ゆっくり噛んで食べるようにする。
・食事はなるべく家族と一緒に取るようにする。
少しの注意で事故は未然に防げるものです。事故のない楽しい年末年始をお過ごしください。
Merry Christmas !
尾田
#年末年始 #注意 #事故