このたびの地震により、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
日本は、災害大国で地震、台風など多くの自然災害リスクがあります。大きな被害をおこしてしまう天災に備えることは、どこまで可能なのでしょうか。
住んでいる地域の避難場所の把握や、いざというときの持ち出し品の準備、避難せず自宅にて待機の場合は、家族の人数分の水や食料の確保は、各自にて可能なことです。
避難時に持ち出すものは、現金(携帯が使えない場合も想定すると硬貨も)、身分証明書、着替え等ですが、各家庭の状況によっては、さらに準備が必要となります。例えば、私の場合は持病があるため、常備薬とお薬手帳が必要です。(この常備薬が、なかなかの量です。)
備蓄品は、一般的に家族の人数分かける7日といわれていますが、これもまた、なかなかの量です。以前から備えているという方も、再確認をしましょう。非常食などは基本的に期限が長いものが一般的ですが、念のため確認をして、期限切れなども防ぐようにしましょう。
ご家族状況により、備えるものがあるので、リストアップしてみることも大切です。なにかあってからではなく、常日頃から備えていれば、万が一のときに落ち着いた行動ができると思います。
以下のサイトなども参考にしてみてください。
総務省消防庁 地震防災マニュアル
https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/too/tool.html
防災グッズリストダウンロード (NHK)
http://www.nhk.or.jp/sonae/goods/index.html
家の中の備え
・非常用品の確認:懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池)、救急用品、衣類、非常用食品、携帯ボンベ式コンロ、貴重品、携帯電話充電器(ソーラー、電池で充電できるもの)
・室内からの安全対策:飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼る。台風の際は飛来物に備えてカーテンやブラインドを下ろしておく
・水の確保:断水に備えて飲料水を確保するほか、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保する。
避難場所の確認
・学校や公民館など、避難場所と指定されている場所への避難経路を確認しておく。
・普段から家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておく。
・非難するときは持物を最小限にして、両手が使えるようにしておく。
非常持ち出し品を用意しよう リュックサックなどに入れておくもの(例)
・飲料水、乾パンやクラッカーなど、レトルト食品、缶詰、粉ミルク、哺乳瓶
・救急医薬品、常備薬、マスク、生理用品、紙おむつ
・現金(小銭も)、預金通帳など、印鑑、健康保険証、身分証明書、
・下着、タオル、寝袋、雨具、軍手、靴
・ナイフ、缶切り、鍋、水筒、懐中電灯、ラジオ、電池、ロープ、マッチやライター、使い捨てカイロ、ティッシュ、筆記用具、ゴミ袋
・防災頭巾やヘルメット、予備の眼鏡、地図
火災保険の地震保険についてですが、2019年1月に改定がありました。2017年1月に改訂を行って、2度目の改定でした。3度目も予定されています。どうして何度も改定があるのか?何度も保険料が上がってしまうのか?と疑問に感じていらっしゃる方も多いと思います。
2011年東北大震災のあと震度5以上の地震があちこちで起こるようになりました。そのような状況下にあって全国平均で大きく引き上げが必要になっているのです。しかし、一度に保険料を上げてしまうと、加入者の負担が大きくなってしまう。地震保険そのものの加入率が低くなってしまう。などの心配があることから3段階に分けて改訂を行うことにしています。
過去の改定の際に、火災保険の見直しを行い補償の追加、適用可能な割引がある場合は、利用するなどをおこなったご家庭も多くあります。まだ、補償内容を確認したことがないという方は、一度ご自宅などの火災保険の証券を確認してみましょう。必要であれば見直しを検討しましょう。
近年地震だけでなく、台風や爆弾低気圧などによる水害、風災、雪災が多くなっています。
自然災害を完全に防ぐことは、不可能なことですが、できる限りの備えは必要です。ご自身とご家族を守るためにも、常日頃からできる限りの備えはしておきましょう。
塙
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