金利が上がると家計への影響は?

オンラインにて、子育てファミリーの家計相談を行っている尾田直美です。

 

三菱UFJ銀行が11月1日に5~10年の円建ての定期預金金利を引き上げると発表しました。

 

メガバンクの定期預金金利は0.002%ですが、6日から5・6年が0.07%、7~9年が0.10%、10年では0.20%に引き上げることになるようです。10年の金利水準は、大規模金融緩和が始まる前の2012年と同水準です。

 

今後は他行でも定期預金金利の見直しが広がる可能性があります。

 

金利が上がるメリット・デメリット

金利が上がることのメリットは

銀行に預けておいたお金が増える。今までは預けておいても増えているのかいないのかがわからない程度の金利でしたが、ちょっと増えるかも・・・。ただ、0.20%って現在の100倍ではありますが、100万円預けて2000円増える程度です。まだまだ、上げてほしいところですよね。

金利差による円安が落ち着く。現在は金利の低い日本円が売られて、金利の高いドルやユーロなどが買われているので、円がとても安くなっている状況です。円安になると輸入品が高くなってしまうので、資源や農産物を輸入に頼る日本の物価はとても高くなっています。円安が落ち着くと物価も安定してくると思われます。

金利が上がるデメリット

ローンの金利が上がる。住宅ローン、自動車ローンなどを組んでいる人は要注意です。すでの長期金利が上がっているので、固定金利の住宅ローンは金利が引き上げられています。この先変動金利の住宅ローンにも影響が出ると見込まれます。

 

企業の借入にも影響が出る。企業は借入により資金調達し、事業拡大、設備投資をしていますが、借入の利息が増えると利益が減ります。そのため、借入を減らし事業縮小につながり、業績が落ちてしまいます。

メリット、デメリットを把握して、しっかり家計管理をしていきましょう。

 

尾田