平均貯蓄額ランキングが発表されました

オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。

家計相談のなかで重要な貯蓄ですが、コロナウィルスの感染拡大などの影響で、家計の状況は二極化していると言えます。自粛などの活動制限があることは、共通ですが、家計状況は両極端な状況と言えます。

収入に影響を受けている業種とそうではない業種で、貯蓄額に大きく差がでるばかりではなく、貯蓄を取り崩さざるを得ない家庭も多くあります。コロナウィルスの経済への影響は、まだまだこれからとも言えるので、ご自身の家庭を守るためにも、家計の見直しはもちろんのこと、やりくりだけではどうにもならない状況の場合は、利用できる制度も上手く使いましょう。

先日、都道府県別の平均貯蓄ランキングが総務省より発表されました。

総務省の「家計調査 貯蓄・負債編 二人以上の世帯2020年4~6月期」(都市階級・地方・都道府県庁所在市別)より

1位は、高額所得者も多いので当然の結果ともいえる東京都です。2,378万円です。

47位は、沖縄県は625万円ですが1位との差が1,753万円です。

企業の数、求人、人口などの関係ももちろんありますが、年収にも大きな差があります。

※全国平均/貯蓄額1,748万円(負債額590万円/年間収入637万円)

http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html 総務省統計局HP

https://www.e-stat.go.jp/ 政府統計の総合窓口e-stat

 

お金持ち・成金のイラスト

 

家計相談をおこなっているなかで、収入が高いから貯蓄が簡単にできているとは感じません。一般的なイメージでは、収入が高い、お金がたくさんある、勝手に貯まると思いがちですが、そうではありません。貯蓄が上手だなぁと感じる家庭は、無理をするときと力を抜くときのバランスをとることが上手です。

まず、現状把握がされていて、必要になる額と時期の把握をし、目標設定をされています。そのうえで、毎日の生活のなかでおさえるポイントをご自身で設定しています。すべてのことを将来のためだけにと我慢するとストレスが溜まってしまい、結果、家庭内で小さな争いにつながってしまいます。やみくもにケチケチすることと、節約は違います。

また、みんながやっているという話題の節約方法や貯蓄方法が、ご自身の家庭にあうとも限りません。ご自身にあった方法を見つけることが、貯蓄を上手にする近道です。

全国平均の数字をみて、ご自身の家計の貯蓄額は、これより多いでしょうか、少ないでしょうか。

もちろん、年齢や家族構成、生活状況により貯蓄額や貯蓄のスピードには差があります。また、必要な額も様々です。

すでに家庭の目標貯蓄を達成している方や、あとどのくらいといった年数や額が見えている方も、いらっしゃると思います。一方で、貯蓄がない、貯蓄ができないといった状況の方もいらっしゃいます。

今回の世界的なコロナウィルスの感染拡大の影響で家計のバランスを崩してしまい、毎月の貯蓄ができなくなってしまった、貯蓄を取りくずすことになってしまったなど。収入が減少してしまったのであれば、現状の家計を見直しする必要があります。どのくらい収入が減ったかということは、わかっていても、収入が減少する前のままの生活を続けてしまうと、貯蓄が上手にできないだけではなく、せっかく貯めたものを取り崩すことになってしまいます。

今まで必要だった支出のなかに、今の生活では必要がない金額を圧縮することが可能なものもあるかもしれません。貯蓄上手になる第一歩は、まず現状把握をすることからです。把握ができれば、それから対策を計画しましょう。

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