オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。
今年もあと少しですね。
1年の疲れがでやすい時期でもあります。
身体を冷やさずにし、体調管理に気をつけて過ごしましょう。
最近は、いろいろなモノの値上げが続いています。
物価があがるのと比例して、お給料も増えればいいのですが、なかなかそうはいかないですね。
買い物の際や光熱費の明細書を見て、以前より高いなと感じている方も多いかと思います。
私たちが買い物する日用品やサービスの値段が上がることをインフレと言います。
インフレとはインフレーションの略です。
インフレには、良いインフレと悪いインフレがあります。
良いインフレ
企業が販売価格の上昇で儲かる。
社員の給料が増える。
消費者は物価上昇による生活費の増加を給料アップで補う。
もっと商品を買うようになる。
商品が良く売れて企業が儲かる。
というふうなサイクルで景気は良くなります。
景気の拡大をともなうインフレは良いインフレです。
悪いインフレ
商品の仕入れ価格が上昇しているが、商品価格に上乗せが上手くできない。
企業の業績が悪くなる。
賃金を上げられない。
身の回りの商品が値上がりし、家計を圧迫する。
インフレと逆のサイクルはデフレと言います。
デフレとはデフレーションの略で、私たちが普段買っている日用品やサービスの値段が全体的に下がる現象です。
つまり、物に対して、貨幣の価値が上がっていく状態を指します。
デフレ
商品が売れず不景気になる。
企業の業績が悪化する。
従業員の給与が減ったり、リストラにより失業者が増えたりします。
所得が減るため、消費を控えるようになる。
いい経済サイクルは、インフレが望ましいと言われています。
しかし、急激なモノやサービスの値段の上昇に賃金上昇が比例しないと生活に必要な買い物もできなくなるおそれがあります。
経済の景気を回復させるためには、物価上昇率が2%程度の緩やかなインフレ状態になるのが理想的と言われています。
賃金が2%上昇するのは難しいように感じますが。
理想は、物価上昇により企業業績が良くなり、従業員の賃金が上がり、消費も活性化することですね。
インフレに強い資産
株式などの有価証券
株式は企業の業績を反映したものです。
インフレ下ではモノやサービスの単価の上昇に伴い収益も上がります。
外貨
日本でインフレが起こると相対的に日本円の価値が下がります。外貨建ての資産を保有していれば、インフレの影響を少なくおさえることができます。
夢や目標のためにお金を準備するためには、資産形成を上手に行っていく必要があります。
具体的な方法は貯蓄と投資です。
一般的には、貯蓄とはお金を蓄えることで、銀行の預金などです。
投資とは増やすことを見込んでお金を出すことで、株式や投資信託などです。
老後資金など長期的な時間があるものは投資で備えることも有効ですが、教育費など必要な時期が明確なものは、貯蓄をすることが必要です。必要な時期に元本割れしていて、必要資金が不足してしまっては意味がありません。
また、普通預金などは、基本的に自由に引き出せるお金です。日常生活での生活費や不測の事態にも対応するためには、自由に引き出すことのできる貯蓄の形で、持っておくことが大切です。
老後資金など、将来のために増やしていきたいお金は、株式や投資信託などを利用した投資の形で、長い期間をかけて少しずつ増やしていきましょう。
リスク
株価変動リスク
株式の価格が上下する可能性のこと。株式の価格の変動は、日本だけではなく、世界各国の景気や経済の動向、政治や経済の情勢、株式を発行している企業の業績など、さまざまな要因によって起こります。
信用リスク
株式や国債、債券などを発行している国や企業が、財政難や経営不振などを理由に投資家から預かっていたお金や利息の一部または全部を返済する能力がなくなる可能性のこと。
流動性リスク
市場で金融商品を売りたいときに売ることができなかったり、希望する価格で売れなかったりする可能性のこと。
金利変動リスク
金利の変動によって、債券の市場価格が変動する可能性のこと。金利が上昇すると、債券価格は下落し、金利が低下すると、債券価格は上昇します。
為替変動リスク
異なる通貨の為替相場の動きにより、外貨建ての円換算による金融商品の価値が変動する可能性のこと。
ドル建て金融商品を持っている場合、為替相場が円高、ドル安に動いたときには、日本円で見たとき外国証券の価値が減少しまう。このドル建て金融商品の価格が、将来の円高、ドル安によって価格が減少する可能性のことを、為替変動リスクといいます。
出典 金融庁 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html
家計管理の必要性
家計簿をつけたほうがいいのか?という質問をよく耳にします。
家計管理の方法は、各家庭によっても異なるものです。
家計簿はつけることそのものが目的ではありません。
夢や目標のための貯蓄を無理なく進めるアイテムです。
また、どのくらい投資に使ってもいいかを把握するためのものでもあります。
投資はよくわからないし、必要ないからという方でも、貯蓄は上手にしたいですよね。
また、したいかどうかだけではなく、夢や目標のためには必要なことです。
家計簿を上手に使い、家計の状態を把握することで、貯蓄は無理なくできるようになります。
ご自身やご家族がどういう支出傾向があるのか、生活に無理をせずどのくらいなら貯蓄できるのかなどを知ることができます。
家計がどういう状態かを把握せずに、やみくもに節約!節約では疲れてしまいます。
無理なくできる家計管理の方法を見つけましょう。
塙
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