児童手当

お子様がいらっしゃるご家庭では、現在 児童手当が支給されています。

この支給されたお金は、どのようにしていますか?

生活費の足しに?お子様に必要なものを購入するために利用?そのまま貯金へ?

家庭の状況によって、さまざまかと思います。

児童手当は、日本国内に居住していて 0歳から中学校終了まで(15歳に達する日の最初の3月末日まで)が支給対象です。

0歳から3歳未満 15,000円、3歳から小学校終了前 10,000円 (第3子以降15,000)、中学生 10,000円、所得制限のある方は 5,000円となっています。

 申請手続きをすみやかに行い お子様は一人、全期間支給を受けた場合の児童手当を 貯金した場合の金額ですが、

0歳から3歳 36か月×15,000円→540,000

3歳から小学校終了 108か月×10,000円→1,080,000

中学校入学から終了 36か月×10,000円→360,000

合計 1,980,000円となります。

児童手当の基本的な考え方は、家庭の生活の安定、児童の健やかな成長のためにというものです。お子様のためにという考えを基本にして、児童手当をそのまま お子様の教育費のために貯めておくと 大学進学の際に 急に大きなお金をあわてて準備しなければいけないという事態は ふせげるのではないでしょうか。もちろん 教育費は 大学の費用だけではないので、家庭によっては、中学校、高校の進学にあわせて 費用の準備が必要になることもあると思います。教育費といっても 学費だけではなく、習い事や 学習塾、部活動等と必要になります。また、家庭やお子様の希望によって、必要になる教育費も異なってきます。

まずは、いつまでに、いくら必要でそのためには 今からどのような準備をはじめれば 家計に無理なく準備ができるのか。おおよそでもかまわないので、どの時期にどのくらいが必要になるのか、お子様の成長の姿を想像しながら、楽しく考えてみてください。

新原

 

 

 

 

 

iDeco(個人型確定拠出年金)を始めたら

4月も半ばを過ぎ、花粉の量もだいぶ減りました。花粉症の方も少しほっとしているのではないでしょうか?気温も上昇してそろそろマスクともお別れしたいですよね。

さて、昨年から加入要件が変わって、iDecoに加入された方かなりいらっしゃるのではないでしょうか。私の知る限りでも加入したというお話を、ちょくちょく聞きます。

iDecoは60歳まで受け取ることができないので、老後資金のために積み立てているのだけれど、本当の意味で掛け金が増やせたかどうかは先にならないとわかりません。

しかし、税制面では優遇されているので、その部分でのメリットを先に受け取っているのです。iDecoの掛け金は全額所得税控除されます。昨年加入された方はその分を年末調整で受け取っているはずです。

ところで、年末調整って貯めていますか?「えっ・・・?」と思った方、要注意です。毎年年末調整をお小遣いとして使っている方、iDecoの控除分も一緒に使っていませんか?

例えば、将来の年金として加入したのだからと元本保証の商品を選んだとしましょう。リスクを取らなければリターンも少ないのは投資の常識。元本保証の金融商品で増えることは期待できません。ではどこでメリットを得るかといえば、税制面の優遇措置が大きいのです。

郵便局や銀行に積み立をしても増える金額はひょっとしたら同じかもしれません。しかし、郵便局や銀行に積立をしているお金と違うのは、iDecoで支払った掛け金には税金がかからないことです。そのお金は毎年年末調整という形で戻ってくるのです。

この年末調整を積み立てておくことをしないと、iDecoに掛け金を積み立てた意味が薄れてしまうかもしれないのです。

昨年の年末調整分はもう使ってしまった方も、今年の分から別口座にしっかり貯めておくようにしましょう。

尾田

片づけと家計

ようやく だいぶ暖かくなってきましたね。

厚手の上着がいらなくなるのも あと少しではないでしょうか?はやくも薄着で歩いている方も ちらほらみかけますが。

季節がかわるごとに衣替えは、どこのご家庭でも行うのではないかなっと思います。

我が家では 冬ものをしまうまえに、来年もこの服は着るのかな?と考えながら、しまうものと 処分するものをわけます。比率は処分するものが多いかもしれません。

以前は、洗濯、クリーニング後 入れ替え収納しておしまいといった感じだったのですが、そうすると 収納スペースがいっぱいになったり、着たいときに見つからないなどの不便さを感じることが多々ありました。

さらに、スペースをとってまで大事にしまったはずなのに、そのまま着なくなってしまうということもありました。

必要なものとそうでないものを区別し、自分の衣類を把握しておくと よけいな買い物をすることも減ります。すでにもっている衣類に似たものを 買うことや 購入したけどあまり着ないで処分したものと似たパターンであったりといったことが把握できているからです。

服飾品に限ったことではありませんが、把握してから消費することと、ただなんとなく消費することでは、家計に差がでてきます。

日々のスーパーでの買い物も同じです。

冷蔵庫の中身を把握しないで買い物をすると、ついつい余計なものを買いすぎてしまったりしませんか?

けちけち買い物をしてくださいといった話ではありません。把握できてから必要なものを買い物できるようになると、その分余計なものを買う分が貯蓄にまわせて 家計が楽になったり、管理がしやすくなります。

身の回りも家計も すっきりさせて 春をむかえましょう。

新原

 

地震保険の改定

桜も満開になり、明日から新年度が始まりますね。

さて、保険の見直しをしたいとあちこちからお問い合わせいただきますが、今年はまず火災保険を見直してください。

2019年1月に地震保険の改定があります。2017年1月に改訂を行って、2度めの改定です。どうして何度も改定があるのか?という疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

2011年東北大震災のあと震度5以上の地震があちこちで起こるようになりました。そのような状況下にあって全国平均で大きく引き上げが必要になっているのです。しかし、一度に保険料を上げてしまうと、加入者の負担が大きくなってしまう。地震保険そのものの加入率が低くなってしまう。などの心配があることから3段階に分けて改訂を行うことにしています。

そして、2019年が2度目の改定になります。2回目の改定になる前に一度ご自宅などの火災保険について見直されることをお勧めします。

近年地震だけでなく、台風や爆弾低気圧などによる水害、風災、雪災が多くなっています。そんなことも念頭に置きながら、ご自宅の火災保険とたまには向き合ってみることも、必要なのではないでしょうか。

 

3回目の改定については、改定後の保険料・改定時期ともに今の段階では決まっておりません。

 

尾田

 

お金の教育

人が生活をしていくうえで、必要となるのがお金です。

一生、人はお金とおつきあいをしていかなければなりません。

ではそのお金とうまくつきあうことができたなら、楽しく生活がおくれるのではないでしょうか。

学校の授業では、残念ながら お金、金融といった科目はありません。そういった科目がなかったからか、私自身も大人になってからお金のことを学んでいます。

欧米などでは、早い段階でお金の教育を行っています。

もちろん、学んだからといってすべての人が、金融知識を豊富に身につけ、経済動向に敏感に対応でき、投資の知識を身に着け資産運用が上手にできるようにとは いかないでしょう。しかし、そのお金の教育があってこその 投資の専門家、金融商品の発明家など 優れた人物も存在します。

それでは、学校で学べないのならどうすればよいのでしょうか?まずは、ご家庭で 教えていくというのが 身近なことであり すぐにはじめられることではないでしょうか。金銭感覚を教える、身につけさせるといったことが、その子の後々の人生において とても大切なことになるのではないでしょうか?

子供がかわいいからと言って、欲しがるままに与えることは 本当の意味での愛情とはいえないと思います。人間は慣れる性質をもっています。欲しいといえば 与えられることになれきってしまった人間は、与えられることがあたりまえと 思うようになります。

与えられることに慣れてしまうと、自分で働いて得る収入に満足できないといったこともあるかもしれません。

お金は労働の対価である。対価とは等価交換である、その基準枠がぶれていると そのぶれをなおしていくことは、大人になってしまってからでは、難しいです。

正しい金銭感覚と一言にいってしまうと難しいですが、世間一般的な常識の範囲の金銭感覚や経済観念を持てるようにしてあげることが、ご家庭でできる お金の教育です。

これからの時代は、フィンテック時代と言われるように、さらなるお金のお付き合いが必要となってきます。目に見えにくくなってくるからこそ、しっかりとした 感覚を身に着けて生活をしていくことがよりよい生活を送っていくことへつながるのではないでしょうか。

新原