食品の値上げが続いています

オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。

すっきりしないお天気が続いていますね。体調管理に気を付けて過ごしましょう。

このところ食品の値上げのニュースが続いています。

ニュースを見ていなくても、買い物に行くと、野菜やその他のものが、以前より高くなっていると感じている方も多いことでしょう。

世界的な天候不順が続いているため、原料価格が高騰したことが原因とされています。

自然災害の中で心配をする野菜農家のイラスト

輸入小麦の価格上昇のため小麦粉や食パンなど値上がり予定

農林水産省は、輸入小麦を製粉会社などに売り渡す価格を10月から前の半年間と比べ19%引き上げることを決定しています。

売り渡し価格は、一括で輸入され、価格は半年ごとに見直しが行われています。

この上げ幅は、過去2番目に高いと言われていて、これから、さまざまな食品の値上がりにつながりそうです。

 

日本国内で消費される小麦は、ほとんどを輸入にたよっているのが現状です。

 

値上がりの背景には、主な産地の天候不良で生産量が減少し、国際的な取引価格が値上がりしたことに加え、新型コロナの影響で輸送費用が上昇していることがあります。

 

農林水産省 https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/kouri/

 

スパゲティのイラスト(パスタ)

小麦粉製品、マヨネーズ、食用油が値上げ

7月、8月からすでに小麦粉製品、大豆タンパク製品、マヨネーズ、食用油などの値上がりが続いています。

 

小麦粉製品

日清フーズ 7月に小麦粉製品を約2~4%の値上げを発表。

同社のミックス製品、そば、パスタ・パスタソース製品も9月1日から値上げ。

日清製粉グループ https://www.nisshin.com/release/news_file/file/210519.pdf

 

昭和産業 家庭用小麦粉、パスタ製品を7月から2~4%値上げ。

昭和産業 https://www.showa-sangyo.co.jp/news/2008/99.html

 

 

マヨネーズ

キユーピー、味の素 7月から家庭用・業務用マヨネーズ、マヨネーズタイプ調味料の価格改定を発表。商品により、約1~10%の値上げ。

キューピー https://lp.kewpie.com/newsrelease/2021/2139/

食用油

日清オイリオグループ、J-オイルミルズ、昭和産業 8月に家庭用・業務用食用油の値上げを発表。

家庭用植物油では3社ともにキログラムあたり50円以上の値上げ。

さらに日清オイリオグループより11月に家庭用、業務用、加工用食用油の価格改定を実施すると発表がありました。

価格改定の内容は、家庭用はkg当たり30円以上、業務用は斗缶当たり500円以上、kg当たり30円以上。

食用油の主原料である大豆、菜種、パーム油の急激な原料コストの上昇に伴い、4月、6月、8月と3度にわたり、合わせてkg当たり100円以上の価格改定が発表されています。

今回の価格改定は、4度目です。

 

 

値上がり理由

*原料価格の急激な上昇。

中国の需要による大豆、菜種価格の高騰。

アメリカ北米地域の乾燥による大豆、菜種の生産量減少を背景とした価格の高騰。

 

*物流費、包材費などの上昇。

地球温暖化対策としてのバイオ燃料需要の増加により需要が増えたことを背景とした価格の高騰。

 

 

大豆や他の穀物相場の価格が高騰すると、小麦の相場も上がります。

一つの価格上昇が別の製品の価格上昇へつながり、値上げ連鎖がおこっています。

 

 

タバコ値上げ

10月1日にタバコの値上げも実施されます。

 

日本たばこ産業JT

メビウス、ピアニッシモなどの加熱式タバコ50銘柄とセブンスターやキャメルの紙巻たばこ全223銘柄の値上げを実施。

加熱式タバコでは、プルーム・エス、たばこカプセル製品のプルーム・テック、プルーム・テック・プラス対応のメビウス、ピアニッシモシリーズの50銘柄が一律30円の値上げ。

紙巻きたばこは、セブンスター、メビウスなど、最大値40円の値上がり、アメリカン スピリットは30円の値上がり。

2021年の値上げは、タバコの銘柄にもよりますが1箱(20本)あたり10円~40円の値上がりとなります。

 

 

フィリップモリス

加熱式タバコでは、IQOS(アイコス)で使用するマールボロ・ヒートスティックシリーズ15銘柄、HEETS(ヒーツ)シリーズ11銘柄、IQOS ILUMA(アイコス イルマ)とフラグシップモデルIQOS ILUMA PRIME(アイコス イルマ プライム)対応のTEREA(テリア)シリーズ11銘柄。リキッドとスティックを同時に使用して楽しむタイプの加熱式タバコlil HYBRID(リル ハイブリッド)の専用スティックのMIX(ミックス)の4種も含まれ、全41銘柄が値上げ。

紙巻たばこはマールボロシリーズ23銘柄、ラーク、パーラメント、バージニアなど、全74銘柄が値上げ。加熱式タバコ41銘柄・紙巻たばこ74銘柄・葉巻たばこ3銘柄を合わせた全118銘柄が値上げされる予定です。

最も支持されていると言われている加熱式タバコIQOS(アイコス)対応の「マールボロ・ヒートスティック」シリーズの代表的なレギュラー・メンソールは、550円から580円へ1箱あたり30円の値上がりとなります。

 

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ

ケント、クール、ラッキーストライクなど、全127銘柄の値上げを実施。

昨年値上げされなかった加熱式タバコglo(グロー)対応のKENT(ケント)やneo(ネオ)シリーズも今回は値上げの対象になります。

紙巻たばこは、KENT(ケント)が500円から520円へ1箱あたり20円の値上げとなります。ラッキーストライクやCOOL(クール)シリーズも同様に1箱あたり40円~50円の値上がりとなります。

 

今回の値上げでは1箱550円を超えるものが増え、遂には600円を超えるものも出てきました。

タバコの箱のイラスト

値上げに負けない家計づくり

 

長引く新型コロナウイルスの影響で、今後家計への影響は避けることが難しいです。

直接、生活に影響していないように思われることでも、大なり小なりと影響はでてきます。また原材料の高騰や為替相場などは、私たちの生活に大きく影響します。

食品や生活必需品の値上げは、家計のバランスをくずすきっかけになります。普段から、家計管理をされている方は、食費が上がってしまう分を、他の支出を抑えるなどして、収支バランスを保つことを行っています。

 

商品が値上がりしても、今まで通りに必要だから、欲しいものだからと消費を続けてしまうと、赤字家計になってしまいます。

物価の上昇とともに収入も増えていれば、問題ないのですが。

現状は、新型コロナウイルスの影響で、収入が下がってしまったうえに、物価が上昇しているという好ましくない経済状況です。

食費を例にすると、健康にも関わることなので、無理な節約はよくありません。今までは、献立を考えて、そのための材料を購入していていたのを、適正価格に近い材料を購入してから、献立を考えるということも必要です。

また、食費や嗜好品の支出を抑えることが難しい場合は、家計の他の支出で抑えることを検討しましょう。

 

 

 

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