ネット銀行の金利って?

オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。

 

暑い日が続いていますね。体調管理に気を付けて過ごしましょう。

 

先日、auじぶん銀行が9月1日に、auの金融サービスと連携することで、円普通預金の金利を年0.2%(税引後年0.15%)とする「auまとめて金利優遇」を開始すると発表しました。

auじぶん銀行は、ネット銀行です。

ネット銀行とはその名の通り、インターネット上の銀行のことを言います。実店舗を持たず、ほとんどすべての手続きをスマートフォンやパソコン上で済ませる仕組みです。口座開設時も来店は不要で、印鑑も必要ありません。

 

銀行は、実店舗を持っていると人件費、家賃などをはじめとする大きなコストがかかっています。ネット銀行はそうしたコストが発生しないため、手数料を安く設定したり、サービスをおこなうことが可能です。

 

少ない利息を受け取る女性のイラスト

 

ネット銀行とインターネットバンキング

 

インターネットバンキングとは、一般的な銀行が提供するインターネット上での取引サービスです。実店舗を持ちつつインターネット上でも入金や送金などが行えます。

 

ネット銀行は、そもそも実店舗がなく、インターネット上での運営のみをおこなっています。サービス自体は一般的な銀行がインターネットバンキングで提供しているものとほとんど差はありません。ネット銀行とインターネットバンキングの違いは、実店舗があるかどうかの違いです。(ネット銀行でも実店舗を持っているケースもあります)

 

主なネット銀行

〇あおぞら銀行

〇じぶん銀行

〇楽天銀行

〇住信SBIネット銀行

〇ソニー銀行

 

ネット銀行のメリット

 

  • 申込から口座開設までネット上で完結する

一般の銀行口座を申し込む際は、店舗の窓口に行き手続きを行う必要があります。

銀行の営業時間内に行かなければなりませんし、待ち時間も発生します。

 

 

  • 振込手数料が無料・割安

ネット銀行は手数料に関するサービスが充実しています。

 

  • ATM手数料が無料・割安

振込手数料だけでなく、ATM手数料も安く抑えることができます。

 

一般の銀行口座から引き出す場合と比較して、ネット銀行の手数料は安いです。

 

 

  • 店舗に行く手間や時間が省ける

ネット銀行は原則24時間利用可能です。スマホがあれば取引が可能です。、忙しくて銀行やATMに足を運べない時でも空いた時間に利用できます。

 

  • ネット通販で得をする

ネット銀行を利用するだけで、ネット通販で得をすることもあります。

利用頻度に応じて会員ステージが上がるといったサービスを行っているところもあります。

 

 

  • 金利が高めに設定

ネット銀行は、一般的な銀行と比べて預金金利が比較的高いです。実店舗を持つコストがかからない分、金利面で還元を行うことが可能だからです。

 

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資してできたネット銀行

コンビニATMからの出金手数料が最大月11回まで無料。

三菱UFJ銀行への振込み手数料が何回でも無料。

 

auじぶん銀行が9月1日、auの金融サービスと連携することで、円普通預金の金利を年0.2%(税引後年0.15%)とする「auまとめて金利優遇」を開始。

 

  • auカブコム証券口座との連携 (auマネーコネクト) 0.1%
  • au PAYカードの引き落とし口座設定 +0.05%
  • au PAY残高からの自動払い出し設定 +0.05%

 

http://www.jibunbank.co.jp/

 

 

あおぞら銀行

1年もの定期預金の金利が高い。

普通預金も年利0.20%。

ゆうちょ銀行ATMなら、365日いつでも手数料無料。

 

http://www.aozorabank.co.jp/

 

 

SBJ銀行

100万円上限定期預金<ミリオくん>、1年ものの定期預金金利が0.20%。

セブン銀行やイオン銀行、E-netのATMなら、出金手数料が最低でも月10回まで無料。

http://www.netbk.co.jp/contents/

 

 

ソニー銀行

2021年8月31日までの期間限定で、1年ものの定期預金金利が0.13%。(円定期特別金利キャンペーン)

外貨に強いネット銀行で、Visaデビット付きキャッシュカードの(Sony Bank WALLET)なら海外事務手数料が0円。

 

http://moneykit.net/

 

 

楽天銀行

楽天証券との口座連動サービス「マネーブリッジ」なら普通預金金利0.1%。

楽天カードの引き落としがあるなら普通預金金利0.04%。

http://www.rakuten-bank.co.jp/

 

 

 

 

ネット銀行のデメリット

 

  • 実店舗がない

一般の銀行であれば、不明な手続きやわからないことがあるとき、窓口での相談が可能です。ネット銀行では自分で調べるか、他の詳しい人を探して相談しなければいけません。

 

  • 引落口座・振込口座に設定できないことがある

一部のネット銀行は公共料金や保険料などの口座振替に対応していません。口座振替に利用しようと考えている場合、自分が支払っている公共料金や保険料の口座振替に対応しているかどうかを事前に確認が必要です。せっかく開設しても、利用できないと、別の口座やクレジットカードを用意しなければいけません。

 

  • インターネット接続環境が必要 インターネットに接続できる環境にないと、スマホやパソコンがあったとしても機能を利用することができません。

 

  • ネットワーク障害発生時やメンテナンス時に利用できない

定期的にシステムメンテナンスが入り、その間は各種手続きが行えません。メガバンクのネットバンキングでも定期的にメンテナンスは行われます。

利用しているネット回線で障害の発生や、サーバーメンテナンス等が行われている最中は、ネット銀行の機能を利用することができません。

 

銀行のATM が故障しても、別のATMを利用や窓口で対応してもらうことができます。

しかしネット銀行では、ネットワーク障害の回復・メンテナンスの終了を待つしかありません。

最近では、銀行のATMでの障害も多く起こっているためネット銀行だけが、障害のリスクがあるとはいえません。

 

利用を考えるいるまたは、すでに利用しているネット銀行のシステムメンテナンスがいつ行われるか、またどのくらいの頻度で行われるのかを事前に確認しておきましょう。

 

  • ID・パスワードは自己管理

ネット銀行はIDとパスワードで口座を管理します。もしもIDとパスワードを盗まれた場合、個人情報流出や不正送金などのトラブルがおこる可能性があります。

ハッキングに対しては、複雑なパスワードの設定や定期的な変更を行いましょう。IDやパスワードを忘れた場合、再設定には手間がかかります。

 

  • 端末の故障や盗難リスクがある

スマホやパソコンなど端末自体の故障・盗難リスクもあります。

 

 

  • 住宅ローンの審査が厳しい

一般の銀行と比較しローン審査が厳しいと言われています。

口座開設のための最低年収も、一般の銀行より低めに設定しているところが多いことが一つの理由です。

ローン審査では、過去の借り入れ状況や返済状況について厳しく審査されます。

仮審査は通ったけども本審査で落ちた、ということもあるようです。

仮審査はあくまで仮なので、本審査のうえで、書類を取り寄せたり、個人情報を調べていくとダメですとなってしまうことも多いようです。

 

 

ネット銀行の選び方

 

  • 高金利で選ぶ
  • 銀行の信用性で選ぶ
  • 口座を何に利用したいのか考えて選ぶ
  • 普段の生活に利用する場合、利用するサイトで得をするかで選ぶ
  • よく利用するコンビニで優待されているかで選ぶ
  • お得なキャンペーンで選ぶ

 

ATMを使う人のイラスト

 

普通預金にお金を預けているだけでは、思うようにお金が増える時代ではありません。

上手に利用できるものは、利用しましょう。

 

 

 

 

 

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