家計管理は、夫婦のどちらが上手ですか?

 

こんにちは、子育てファミリーの家計相談をオンラインにて、おこなっている塙です。

雨の影響で、肌寒く感じる日も多いですね。

体調管理に気をつけて、お過ごしください。

 

家計相談のなかで、夫婦での温度差というか、意識の違いについて相談されることも多くあります。

共働きで、お財布が別のため、全体的な家計の把握ができないことや、貯蓄の仕方、必要なお金の引き落としの方法など、ご家庭によって、悩みごとには、いろいろなものがあります。

家計の出費に困っている夫婦のイラスト

 

なかには、夫が収入やお金の使い道をはっきり話そうとしない、今後のためにいろいろ相談していきたいけれど、はぐらかされるなどといったお話もあります。

 

性格にもよると思いますが、細かく言われることや、管理されることが嫌だと感じてしまう方もいるので、きっかけを逃してしまうと、これからのことが話し合いにくくなってしまいます。

 

一緒に生活をしていくことはもちろんですが、将来的には家を購入したり、子育てをし、そしていずれは、老後をむかえます。

 

人生では、さまざまなことがおこるので、すべてのことを計画通りにとはいかないかもしれません。しかし、予測できること、決まっていることなどは、余裕をもって準備しておくほうが良いに決まっています。

 

この先の夢や希望のために、知る必要があるということ上手に伝えて、話し合いをしてみましょう。

 

話し合うべきこと

現在の貯蓄額・負債額

将来の夢

二人の今後の働き方について

 

 

お金のことを話し合いしたくないという場合、借金などを支払っていることもあります。もし、借金がある場合も、冷静に正確な金額を把握するようにしましょう。

 

共働きの場合、二人分の収入があるため、貯蓄が楽にできそうなイメージですが、家事分担がうまくいっていないと、外食、テイクアウトが増えるため出費が増加する傾向があります。

 

お金の管理パターン

①得意な方が管理

お金の管理が上手なほうが、まとめて管理をしたほうが効率がいいです。お金の管理が苦手なほうが、おこなうとストレスになってしまう場合もあります。苦手な方だと、毎月の収支の把握が上手にできないなど管理がうまくいかず、結果的に貯蓄がおもうようにできないという場合もおこりえます。

 

②必要なことを分けて管理

家賃は、夫。食費は、妻というふうに、支払いごとに分ける方法です。

自由度が高い分、ストレスは少ないです。分担を公平におこなわないと、ケンカの原因にもなってしまいます。お互いの収入に差がある場合は、割合を考えて分担しましょう。

 

③すべてをひとつで管理

収入にかたよりがある場合や、どちらかが浪費家な場合、不公平なことになり、ケンカに発展することもありえます。定期的に、オープンにして、話し合いをしましょう。

 

④二人で口座を管理

支出の口座だけでなく、貯蓄口座も作り、管理する方法。一定額を貯蓄口座にお互いにいれていくため、それ以外のお金の使い方は、自由度が高いです。

決めた金額以外は、自由になるため、使いすぎてしまっている可能性もあります。もう少し、貯蓄ができるかも知れません。

 

⑤どちらかの収入を生活費、どちらかを貯金

貯蓄の担当が、働けなくなった場合、貯蓄ができなくなることもあります。また、お互いの収入が少ない場合は、どちらかの収入だけでは生活ができない場合は、難しいです。

 

 

子供の教育費、今後に必要となるお金については、どちらか片方の問題ではなく、ご夫婦二人の問題です。ご自身の家庭に向いているのは、どのような方法なのかは、生活スタイルや考え方、得意不得意などによって様々です。

どういった方法をとるにせよ、共通して言えることは、家計の状況をお互いが把握しているほうが良いということです。

まず、家計管理をするにあたって、なんのために管理をしたいのか、教育費のため、貯蓄を増やしたいため、かくれ赤字をなくしたいためなど目標があると思います。

その目標金額はいくらでしょうか?

その目標の金額を貯蓄するためには、毎月いくら貯める必要がありますか?

その金額を把握すると同時に、毎月の生活費の状態を把握していないと、ご自身の家計ではどのくらいの貯蓄が可能なのか、把握できていないかもしれません。

現状を確認しないまま、やみくもに節約をしても、つらいだけです。明るく楽しい未来のためや、現状をより良い生活にするための家計管理です。

また、お金のことは、夫婦喧嘩の原因にもなります。

以前にこんな話がありました。お互い共働きでお財布は別々のご夫婦のお話です。ある時、『貯金してる?』との話になった際、2人とも金額を確認して、『えっ?それだけなの?!』と愕然としてしまったとのことでした。

お互いが、なんとなく別に贅沢や散財をしている感じもないので、相手が貯めてくれているだろうと思い込んでいたとのことでした。

最近の傾向で、必要なお金をだしあって、生活をしている場合、それ以外のお金を把握していないためおこってしまうケースです。夫婦別財布が悪いということではありません。

別財布にするのであれば、貯蓄のお金も出し合って確保しておきましょう。またこの際、貯蓄口座は、お互いがいつでも把握ができる状態にするほうがいいです。相手にまかせっきりにしていて、使われてしまい、貯蓄口座のお金が減っていたとのお話もあります。

夫婦間で、お金の話が上手にいかない場合、家計簿を見せてみましょう。

全体の収支が把握できていない家計簿でも、現状と今後のことを話し合いながら、そのために正しく知りたいことを伝えて、協力しようと持ち掛けてみましょう。

数字で見ると、なるほどと思ってくれるはずです。また、自分だけでは気が付かなかった見直しポイントを、2人で確認することによって、見えてくるものもあります。決して喧嘩をするためではありません。

将来設計をする人のイラスト(男性)

家計管理をオープンにおこなうことは、お互いの結束を固めることにもつながります。最初は慣れないことも、口座の貯蓄額が増えて、目標額に近づくことでお互いの気持ちも前向きになれます。また、家計簿をいつでも見える場所、確認ができる場所においておくことも効果的です。

 

 

お金のことは、使い方や考え方次第でトラブルの原因にもなります。『家計管理が苦手』から『家計管理が得意』になりましょう。

 

『家計管理が苦手』な方

*お金を何に使っているのか把握していない。

*色々なものをカードで購入、カードも複数枚あり、いくら支払っているのか把握できていない。

*カードで支払ったことを忘れてしまい、請求書をみてあせる。または、引き落とされた金額をみてあせる。

*給料日前になると苦しくなり、急にケチケチ生活する。給料日がくるとホッとする。

*毎月いくら使っているのか把握できていないため収支があいまい。

*貯蓄がほとんどない

*お財布にお金がなかったらカードを使う

当てはまるところはありませんか?

 

『家計管理が上手』な方は

*お金を何にいくら使っているのかを把握している。

*カードで買い物した場合はその分のお金を記入、取り分けをしている。

*カードの引落が来てもとりわけているので慌てない。

*給料日前も、給料日後も特に変わらない生活をおくっている。

*家計簿をつけてきちんと予算を立ててお金を把握、管理している

*毎月、毎日の予算の中で買い物をしている

*計画的に無理なく貯蓄をしている

*お財布にお金がない日は買い物しないと決めている(基本的にお金が足らないことはない)

『家計管理が苦手』、『家計管理が上手』

さて、どちらになりたいですか?また、夫婦ではどちらが上手に管理ができそうですか?

 

 

 

 

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