10月からさらに値上げがおこなわれます

 

オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。

 

お盆も過ぎて、少し暑さも落ち着いて来たように感じます。

夏の終わりは、疲れが出やすい時期でもあります。

体調管理に気をつけて、過ごしましょう。

 

スーパーへ買い物に行くと、値上がりしたなぁ、、、。と感じている方がほとんどだと思います。

原材料の高騰や円安の影響で、ほとんどの食品、飲料が値上げされています。

 

困る女性のイラスト

さらに10月から12月に生活に関わるあらゆるものが値上げされる予定です。

食料だけでなく、日用品や光熱費も、さらなる値上がりが今後予想されます。

 

医療費

10月から、一定以上の収入がある75歳以上の高齢者の負担が1割から2割に引き上げられます。

単身で年収200万円以上ある方

夫婦で年収320万円以上ある方

 

負担を抑える配慮措置

令和4年10月1日から令和7年9月30日までの間は、2割負担となる方について、外来医療の窓口負担割合の引き上げに伴う1か月の負担増加額を3,000円までに抑えることが可能。

厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000977090.pdf

 

 

私たちが買い物する日用品やサービスの値段が上がることをインフレと言います。

インフレとはインフレーションの略です。

インフレには、良いインフレと悪いインフレがあります。

良いインフレは、景気の拡大をともないます。

良いインフレ

企業が販売価格の上昇で儲かる。

社員の給料が増える。

消費者は物価上昇による生活費の増加を給料アップで補う。

もっと商品を買うようになる。

商品が良く売れて企業が儲かる。

というふうなサイクルで景気は良くなります。

 

悪いインフレ

商品の仕入れ価格が上昇しているが、商品価格に上乗せが上手くできない。

企業の業績が悪くなる。

賃金を上げられない。

身の回りの商品が値上がりし、家計を圧迫する。

 

今の日本の状況は、悪いインフレです。

 

インフレと逆のサイクルはデフレと言います。

デフレとはデフレーションの略で、私たちが普段買っている日用品やサービス

の値段が全体的に下がる現象です。

つまり、物に対して、貨幣の価値が上がっていく状態を指します。

 

デフレ

商品が売れず不景気になる。

企業の業績が悪化する。

従業員の給与が減ったり、リストラにより失業者が増えたりします。

所得が減るため、消費を控えるようになる。

 

 

いい経済サイクルとは、一般的にインフレが望ましいと言われています。

しかし、急激なモノやサービスの値段の上昇に、賃金上昇が比例していかないと生活に必要な買い物もできなくなるおそれがあります。

経済の景気を回復させるためには、物価上昇率が2%程度の緩やかなインフレ状態になるのが理想的と言われています。

賃金が2%上がるのは、難しいと感じますが。

お給料が上がりました!というお話はなかなか耳にすることはありません。

今年のボーナスは、思っていたより多かったとか、副業や投資で収入があったとの話はありますが。

 

 

インフレに強い資産

株式などの有価証券

株式は企業の業績を反映したものです。

インフレ下ではモノやサービスの単価の上昇に伴い収益も上がります。

 

外貨

日本でインフレが起こると相対的に日本円の価値が下がります。外貨建ての資 産を保有していれば、インフレの影響を少なくおさえることができます。

 

夢や目標のためにお金を準備するためには、お金を育てていく必要があります。

具体的な方法は貯蓄と投資です。

一般的には、貯蓄とはお金を蓄えることで、銀行の預金などです。

投資とは増やすことを見込んでお金を出すことです。株式や投資信託などです。

 

老後資金など長期的な時間があるものは投資で備えることも有効ですが、教育費など必要な時期が明確なものは、貯蓄をすることが必要です。必要な時期に元本割れしていて、必要資金が不足してしまっては意味がありません。

 

普通預金などは、基本的に自由に引き出せるお金です。日常生活での生活費や不測の事態にも対応するためには、自由に引き出すことのできる貯蓄の形で、持っておくことが大切です。

老後資金など、将来のために増やしていきたいお金は、株式や投資信託などを利用した投資の形で、長い期間をかけて少しずつ増やしていきましょう。

 

リスク

株価変動リスク

株式の価格が上下する可能性のこと。株式の価格の変動は、日本だけではなく、世界各国の景気や経済の動向、政治や経済の情勢、株式を発行している企業の業績など、さまざまな要因によって起こります。

信用リスク

株式や国債、債券などを発行している国や企業が、財政難や経営不振などを理由に投資家から預かっていたお金や利息の一部または全部を返済する能力がなくなる可能性のこと。

流動性リスク

市場で金融商品を売りたいときに売ることができなかったり、希望する価格で売れなかったりする可能性のこと。

金利変動リスク

金利の変動によって、債券の市場価格が変動する可能性のこと。金利が上昇すると、債券価格は下落し、金利が低下すると、債券価格は上昇します。

為替変動リスク

異なる通貨の為替相場の動きにより、外貨建ての円換算による金融商品の価値が変動する可能性のこと。

ドル建て金融商品を持っている場合、為替相場が円高、ドル安に動いたときには、日本円で見たとき外国証券の価値が減少しまう。このドル建て金融商品の価格が、将来の円高、ドル安によって価格が減少する可能性のことを、為替変動リスクといいます。

出典 金融庁 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html

 

 

家計管理の必要性

収入自体をアップしたり、投資でお金を増やせば、家計簿をつける必要はないですよね?

という質問がありました。

忙しくて家計簿をつける余裕がないし、お金が増えれば細かな出費を気にしなくていいと思うとのことでした。

 

家計管理の方法は、各家庭によっても異なるものです。

家計簿はつけることそのものが目的ではありません。

夢や目標のための貯蓄を無理なく進めるアイテムです。

また、どのくらい投資に使ってもいいかを把握するためのものでもあります。

 

家計簿を上手に使い、家計の状態を把握することで、貯蓄は無理なくできるようになります。

ご自身やご家族がどういう支出傾向があるのか、生活に無理をせずどのくらいなら貯蓄できるのかなどを知ることができます。

家計の状況や収支の把握をしてから、投資をおこないましょう。

嬉しそうに家計簿をつける人のイラスト

 

食料や日用品の値段があがっても、必要だから、欲しいからと今まで通りに消費を続けてしまうと、貯蓄ができないだけではなく、赤字になってしまうおそれもあります。

一度の買い物では、数百円でも年間では数万円になります。

買い物のたびに、使っていいお金なのかそうでないのかを迷いながら使うことは、疲れます。

予算をくんで、支出を管理しましょう。

家計管理をまったくおこなわないことは、物価上昇に負けてしまう家計になる要因にもなりえます。

 

 

 

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