コロナウイルスに感染してしまったら?

オンラインにて子育てファミリーの家計相談をおこなっている 塙 です。

春冷えの日が続いていますね。春になり暖かくなれば、コロナウイルスの感染拡大も少しずつ落ち着くかと思っていたのですが、、、。ワクチン接種もなかなか進まない状況で、、、、人出も減少せず感染が拡大してしまっていますね。

各地で感染者の人数も増えるばかりのニュースが流れています。

もし、ご自身やご家族がコロナウイルスに感染をしてしまったら、体調のことだけではなく経済面ではどう対応しますか?加入している保険で適応が可能でしょうか?

まず、感染の疑いがあった場合は、電話相談窓口への相談、かかりつけ医がいる場合は、かかりつけの病院への相談をして、指示に従いましょう。

東京都福祉保健局

http://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/en/flow

 

 

 

コロナウイルスに感染をしているかどうかの検査費用ですが、この検査費用自体は医療保険で適用はありません。ただし、感染の疑いありで医師の指示のもと検査入院をした場合は、医療保険の保障対象となります。この場合、検査の結果が陽性・陰性どちらの場合であっても対象となります。入院日数に応じて給付金を受け取ることができます。

加入している保険によっては、保険給付には入院日数が何日以上等の条件がある商品もあります。

入院費を心配する患者のイラスト(女性)

 

 

PCR検査の費用は、海外から帰国された方や濃厚接触者、医師の診断結果により感染の可能性があると判断され指示のもと検査がおこなわれた場合は、結果が陽性・陰性に関わらず公費扱いとなるため、ご自身の負担はありません。

保険適用でPCR検査を受けるときの検査費用は、19,500円(検査本体が18,000円、検査判断料が1,500円)、その3割負担は5,850円になります。保険適用のPCR検査に限り、その5,850円は国が負担します。(公費負担)

保険適用のPCR検査は、受診者様は実質無料ということになります。

しかし医療機関では初診料や再診料が発生します。初診料または再診料には公費負担はないので、こちらは3割負担する必要があります。

 

保険適用のPCR検査は、なにかしらの症状がないと受けることができません。
しかしなかには、無症状でも心配で検査を受けたいという方もいらっしゃると思います。その場合は、自費で医療機関が行っている、PCR検査を受けることになります。検査費用は全額受診者様が負担します。医療機関でのPCR検査の費用は、各医療機関により異なります。

 

医療機関の病床も限られているため自宅やホテルでの治療も行われています。医療機関での治療ではない場合は医療保険は適用されるのかどうかですが、多くの保険会社では特例措置として、医療機関の事情により新型コロナウイルス感染者が入院できず自宅やホテルなどの臨時施設で療養した場合でも、医療保険の給付金の支払い対象とすることを発表しています。なお、給付の条件は、治療期間を確認できる医師の証明書の提出が必要になります。

 

新型コロナウイルスは指定感染症と定められました。そのため入院をする際の自己負担はなく、公費負担となります。自己負担がないのであれば、保険は必要ないのでは?と考える方もいらっしゃるかと思います。たしかに現在、保険の加入をしていなくて、コロナのためだけに加入をして保険料を支払うのは、少し疑問です。

しかし、そもそも保険に加入をしていなくて、これからの家計のリスクに備えて医療保険そのものを検討しようという方は、これを機に考えてみましょう。

ご自身の家庭では、入院や手術等が必要になってしまった場合にどう対応をするのか。また、ご自身のケース、旦那さんお子様のケースにより必要なことは異なってきます。

保険は必要ないという方も、貯蓄で対応可能なのかも考えてみましょう。不足すると感じた方は、保険料を支払わない分と考えて、コツコツと貯蓄をする習慣をつけましょう。

 

現在は体調面に不安はないけれど、数週間前、体調がすぐれないままにしてしまったが、もしかしてコロナだったのかもしれないとドキドキしている方もいらっしゃるかと思います。無自覚や重症化をしないまま、検査も受けていないが、もしかして、すでに体内に抗体ができているか気になる場合、抗体検査があります。

「抗体検査」については自由診療となっており、費用は自己負担です。現在のところ抗体検査を行っている医療機関も、1日で検査できる件数も限られていることが多いようです。

 

感染が落ち着かないままですが、お仕事やご家庭の事情により、海外に行かれる方もいらっしゃることと思います。

 

生命保険だけでなく損害保険でもコロナウイルスに対応するように、商品の改定も多く行われています。

東京海上日動火災保険さんの発表では、疾病を補償する商品でお支払いが可能とのことです。海外旅行保険、学校旅行総合保険の疾病補償部分やからだの保険の所得補償条項、超保険の所得補償条項、収入補償条項でお支払いが可能とのことです。(からだの保険、超保険は疾病危険等担保特約をセットしているケース)

 

先日まで、コロナウィルスは「指定感染症」および「検疫感染症」に指定をされているのですが、感染症予防法における一類感染症、二類感染症、三類感染症に該当しないため、特定感染症を補償する商品では補償ができませんでした。

 

 

しかし、こちらも多くの保険会社で指定感染症も補償の対象になるように商品改定が行われています。ご自身が加入している保険が改定されているかどうか確認してみましょう。

 

一類感染症「エボラ出血熱・クリミア・コンゴ出血熱・ペストなど」
二類感染症「急性灰白髄炎・ジフテリア・など」
三類感染症「腸管出血性大腸菌感染症・コレラなど」   厚生労働省HPより

 

コロナウイルスのワクチンのイラスト

 

 

また、これからおこなわれるコロナワクチンの接種費用については、全額公費負担とのことです。

接種を行う期間は、令和3年2月17日から令和4年2月末までの予定です。

厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/

 

感染拡大が少しでも早く落ち着き、不安のない生活をおくりたいですね。

 

 

 

 

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